安松幼稚園 早わかり
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人間としての骨太な面を育てたい
1.やさしく そして たくましく
- ① 「おはようございます」「ありがとうございます」「おだいじに」等の挨拶が
スーッと出る。 - ② お年寄りや小さい子に ごく自然に優しく接することが出来る。
- ③ やる気満々である。そして“遊ぶ時は遊ぶやる時はやる”の切り替えが出来る。
- ④ 我慢することが出来る。
- ⑤ 静と動、善と悪のけじめをつけることが出来る。
- ⑥ 静かに聞く力と集中力を養いたい。
等々の人間としての骨太な部分を育てたい
・ 上記のどれも、頭から教え込んで できるはずがありません。
先生やお友達との生活の中で自然と身に付いていきます。
挨拶を身につける
先生や年長のお兄さんお姉さんが挨拶を交わしているのを見て聞いて、自然と身につきます。
病院に行く園長先生に先生方が「気をつけて行ってください。お大事に」と声をかける。また病院に行って遅れて登園した園児が、「おはようございます」の挨拶の後、「のどが痛くて病院に行って遅れました」と続いて文章で話す。それに対してクラスの子供たちから「もう、大丈夫?」「お大事に」の声が自然に飛び交う、そんな幼稚園です。
優しさを身につける
当園では、年長さんや年中さんが、年少さんの面倒をよくみてくれます。
とくに年度当初の1学期は、年長さんや年中さんは、同じバスから降りてきた年少さんの手を引いて、玄関先から教室まで連れていき、教室で待っている先生に手渡す習慣があります。
そしてその別れ際、
ある年長さん「気ぃつけて教室に入るんよ。帰りも迎えにくるから、ここで待ってるんよ。」
ある年少さん「うん。待ってるから来てな。」
まるで、お母さんと子供とのやりとりのようなほほえましい光景が、あちこちで展開されます。
このように進級児は、自分が年少の時にしてもらったことを、早くお返しをしたくてたまりません。自分から進んで面倒をみてくれます。これこそ当園の主張する、子供達の誇りを大切にした情操教育です。
・あるお母さんの感想も、併せてご覧下さい。
2.やる気・たくましさは、
どのようにして身に付くのでしょうか
「人間としての骨太な面を育てたい1」の様な優しさと共に、当園の子供達は、何事に対してもやる気満々で、非常にたくましくあります。
このようなやる気・たくましさは、先生の子供に対する熱い心と真剣な触れ合いの中から生まれます。
子供は先生の一生懸命な心を感じて、それに応えようと一生懸命に返してくる。心と心のぶつかり合いなのです。これこそ安松幼稚園の園児の豊かな感受性と頑張るぞという積極性の源です。
名誉園長の安井千代先生はよく、「だらだらするならしない方がよい。だらだらが許されるという悪い習慣が身についてしまう。やる時は一生懸命に真剣にすることが大切」と言われます。
先生の本気の熱い指導に触れることによって、子供達は「適当にほどほどにするのではなく、何事も全力で一生懸命した方が実は楽しいんやで。」という感覚を自然と身に付けていきます。
この精神を幼児期に身に付けることは、これからの将来にとって、実に意味のあることです。
3.幼児期における躾は
一生の宝となります
- 「はい」という返事、「ありがとうございます」の挨拶など、基礎的なもの から積み上げていきます。
- 何事も繰り返して身につくようにすることが大切です。
- 上手な誉め方、注意をします。
- 電車の中・レストランやスーパーは、運動場ではないこと。とくに病院では、大きな声を出したり走り回ってはいけないこと 等々。
3~5歳児は、善悪の区別を分からせる大切な時期です。
そして躾とは、周りの人に対する思いやりや優しさを育てることなのです。