安松幼稚園 早わかり

幼児の発達段階に基づく教育

1.幼児の実態や発達段階に基づく教育

赤ちゃんが自然と言葉を覚えるように、幼児期は、適切な環境が周りにあれば、自分から学び取っていく力を持っています。つきたての柔らかい餅のように、とても柔軟なのです。
 幼児の実態や発達段階を大切にした教育とは、教え込むのではなく、生活や遊びの中で、先生との触れ合いを通して、運動・音楽・絵画造形・言語・数・自然など色々な分野の情操や知識を 楽しみながら身につけていきます。

2.行事を通して、物事を成し遂げたという達成感と喜びを
      味わせたい

当園の行事を いくつか挙げてみますと、

  • 春秋の遠足
  • お楽しみ音楽会
  • 七夕祭り
  • プール遊び
  • お楽しみお泊り会
  • 運動会
  • 季節行事
    3歳児 落ち葉拾い、
    4歳児 みかん狩り、
    5歳児 ぶどう狩り・芋掘り等
  • 生活発表会・ 作品展・ 綱引き大会
  • 16Kmお楽しみ鍛錬登山等々があります。


 行事を通じて、「とことん遊んで あー楽しかった」という思い出と共に、
・友達と協力して心を一つにすること
・力の出しっ切り
・物事を成し遂げるためには辛抱して
我慢しなければならない時もあること
・その結果 物事を成し遂げたという
達成感や喜びを味わうことが出来る


等々をしっかりと経験させてやりたく思います。

尚、上記以外の行事としては、授業参観、個人懇談会、誕生会などがあり、お母さんを始めとする家族の方と園児との心温まる場となっています。

物事に挑戦→努力と頑張り→達成感と喜び

これらの経験が、プレッシャーを乗り越え 積極的にたくましく生きていく素地
となります。

尚、上記以外の行事としては、授業参観、個人懇談会、誕生会などがあり、お母さんを始めとする家族の方と園児との心温まる場となっています。

3.教育とは、子供の周りから困難や障害を取り除くこと
      ではなく、それらを乗り越えていく力やたくましさを育むこと

 「幼児の発達段階に基づく教育2」の行事の項で述べたように、子供たちの成長と将来の自立を願うとき、時には 適度な緊張を経験することは、とても大事だと考えます。そして幼少期に、小さな失敗や挫折を経験することも、今後の育ちに必要であり重要なことです。
 小さな挫折や失敗の経験をもたない子どもは、ある時 誰かにちょっと否定されるようなことを言われると、自分の全人格を否定されたように思ってしまう。その結果、ナイフなどでの過剰な敵対反応や もしくは 登校拒否や引きこもりへと突っ走ってしまう。昨今の日本の社会において青少年に関する色々な問題が報じられていますが、幼少期におけるこれらの経験不足が、大きな原因の一つになっているようです。
 言い方を変えるなら、子供が人間としてたくましく育つには、適度なプレッシャーがむしろ必要なのです。
 まぁ考えてみれば、例えば、幼稚園に入園するということ自体が多くの園児にとって緊張を経験することであり、大泣きをする1/3ぐらいの園児にとっては、緊張やプレッシャーを通り越して、非常なストレスそのものでしょう。今まで家庭でお母さんなどの関心・注意を自分一身に集めていた心地よい環境から、突然集団生活に放りこまれるのですから。

 しかし2週間もすれば、ほとんどの子供は楽しんでくるようになります。(例外的に1ヶ月程度かかる子供もいますが)
 このように、教育とは、子供の周りから困難や障害を取り除くことではなくて、それを乗り越えていく力やたくましさを育むことです。
 「私たち大人はドーンと構え、永い眼で物事を観つめることが大切である」という言葉でもって、安松幼稚園 早わかりを終えたく思います。

4.最後に 理事長先生からのメッセージ

 入園前のお母さんから、「安松幼稚園は厳しいといううわさを聞きますが?」という問いかけが たまにあります。
 当園に入園したお母さん方に感想を聞いてみると、「うわさとは全くちがって、先生と子ども達の結びつきや信頼関係がものすごい。子どももとても元気でやる気に満ちていると共に、優しくなりました。
 人間として当たり前のことを教えてもらっていると思います。うわさとは、全く分からないものですね。
と多くの方が話されます。


お母さんのお便り↓もご覧ください。