お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:日常・誕生会・授業参観

平成22年7月
子供の想いから出た言葉は詩を聞いているよう
年長桃組 手束江美

 いつもお世話になっております。
先日の音楽会、素晴らしかったです。
感動で涙が溢れてきて、歩夢に、「ママ、何で泣いてたん? 嬉しかった? 上手やった?」と、何度も聞かれました。
「一生懸命な姿が見られて嬉しかった」と言うと、歩夢も勇介も得意気な顔をしていました。

話は変わりますが、七夕の飾りを見せてもらって驚きました。
「家族がずっと笑顔でいれますように」と、書かれた短冊....。
思わず「これ、自分で考えて書いたの!?」と、聞きました。
こんな思いを文字にして表現できるなんて!!
もう本当に嬉しかったです。

別の日の事なのですが、歩夢が「あゆむ、ずーっとママの笑顔に抱きしめられたい」と言い出しました。
私はビックリしたのと嬉しいのとで、「え!? もう1回言って!!」と言い、慌てて紙に書き留めました。
私が一生懸命頭をひねっても出てこない言葉を、わずか5歳の子が、覚えている単語や語彙の中から、心に感じたまま話す。
それがちゃんと文章になっていて、まるで詩を聞いている様なこの表現力、本当に素晴らしいと思いました。
その他にも、歩夢は古典(論語や松陰など)を取り入れて話をしてくれます。
先生はどの様な指導をされているのですか?
本当に頭が下がります。

歩夢は毎日幼稚園が楽しみの様で、「あゆむ、お休みいらんわ!!幼稚園に行きたい」
「小学生になっても、幼稚園に通いたい!!」と言っています。
私も、安松「幼稚園」だけでなく、小学校、中学校……とあればいいなぁと、ずっと安松の生徒として教育して頂きたい程の気持ちで通わせております。
先生方のご尽力に感謝致します。
これからも親子共々、宜しくお願い申し上げます。

理事長注:
子供は本来詩人ですが、それらを引き出すのが幼稚園の先生の務めです。
下記の理事長エッセイ2点も併せてご覧下さい。
・平成22年3月
教育の真髄は「子供に教える」のではなく「子供から引き出す」ことにある
―――世間でいうゆとり教育など糞喰らえ―――
・平成22年7月
先生の熱い心が子供に伝わって
―――教育とは子供の心を震わせ豊かな感性とやる気を引き出すこと―――

平成22年7月
入園時の不安な気持ちがすっかり消えて
――私も幼稚園に親として育ててもらって――
年中ばら組 渡邊サツキ

理事長先生、清水先生へ
いつも息子が大変お世話になっております。
温かいお気遣いのお手紙ありがとうございました。
不安な気持ちで迎えた入園式から早3ヶ月たちました。
この3カ月の息子の様子をみていて、今は不安な気持ちは全くありません。
ただただ日々、先生方の熱心な教育に感謝の気持ちで一杯です。
息子はたくさんの事を吸収して帰って来ます。そして私にたくさんの話を聞かせてくれます。その時の息子の目は本当にイキイキとしていて、それこそ輝いて見えます。この目を見ていると、本当に安松幼稚園に通わせる事ができて良かったと心から思います。

息子が幼稚園に通うようになって、私の心の中にも変化がありました。
育児の事、日々の生活の事、いい加減になりそうな時、私は先生方の真剣な姿勢を思い出します。家庭が雑になった事で、先生方が日々息子をしつけて下さっている事を無駄にしてはいけない…そう思うようになりました。

私自身も、幼稚園に親として育ててもらっていると思っています。
また授業参観や保護者会の時の理事長先生のお話には、いつも緩んだ気持ちを引き締めて頂いています。
プリントはファイルして、事ある度に読み返しています。
本当にありがとうございます。

何度も申し上げますが、感謝の気持ちで一杯です。
今後ともよろしくお願い致します。

平成22年7月
少し前まで行きたくないと毎朝泣いていた娘が
今ではお休みの日まで幼稚園に行きたいと
鞄を背負って玄関まで
年少きりん組 宮本かおる

いつもお世話になっています。
昨日の七夕が楽しかったみたいで、家に帰ると「彦星さんと織姫さん、今日逢えるかなぁー?」と言って、眠りにつくまで、「逢えた? 大丈夫かなぁ」と心配していて、「ひかるは何をお願いするの?」と聞くと、「彦星さんと織姫さんが逢えますように……」と言ってました。(理事長注:いい話ですね。3歳のひかるさんの中に、情緒面・文化的な資質が大きくゆさぶられ育っていますよ)

 最近の娘は幼稚園がとても楽しいらしく、先日お休みした日も「幼稚園行きたい! 絶対行くからね!!」と、かばんを背負い、玄関まで走って行ったぐらいです。(笑)
先生に誉めてもらった事がとても嬉しかったらしく、「先生に、お歌 誉めてもらった!!」と、毎日大きな声で私に歌や俳句を教えてくれて、先生の話やお友達の話が、聞かなくても次から次へと出てきます。
年少さんだけではなく、年中・年長さんがとても面倒を見てくれているみたいで、○○ちゃん ○○くん 大好き! と、よく教えてくれます。

少し前まで、行きたくないと毎朝泣いていた娘の成長を感じた参観、そして何よりも、家に帰ってきた時の娘の表情がすごく変わりました。
ニコニコです(●^o^●)   笑顔が何よりの証拠ですね。
完全な安松っ子になりました !!!

 これも先生方の、時には厳しく、また良い所はとことん誉めてくれる姿勢が、子供のやる気を育てるのではないかと実感し感謝しています。
ありがとうございます。
P.S. プール、とても楽しいと喜んでました。

理事長注:
家庭での子供とお母さんの1対1の関係から、満3歳の4月には、本人の意思にはあまり関係なく、いきなり幼稚園という学校に入園させられ、集団教育を受けるのです。その状況は多くの3歳の子供にとって、ストレスそのものでしょう。
しかし、そうこうするうちに、先生やお友達との触れ合いも存外に楽しいぞという気持ちになってきます。
安松幼稚園は、「教育とは、子供の周りから困難・障害を取り除くのではなくて、それらを乗り越えていく力をつけることである」と考えています。3歳児の1学期から、子供達はそういう力を身に付けていくのです。
たかが3歳児 されど3歳児
3歳児に乾杯!!!

平成22年7月
入園3カ月たらずの子供達の成長ぶりに驚きとても感動し
年少りす組 神門弥生

出原先生へ
今日のお誕生会、私の想像以上に良い誕生会でした。
入園してまだ3カ月たらずで、子供達の成長ぶりに驚きとても感動しました。
先生方の頑張りに、感謝の気持ちでいっぱいです。
でも一つ残念なことが……
もともと人前で話すのが大の苦手の私。(理事長注:安松幼稚園のお誕生会では、園児がそれぞれに歌を歌い、自己紹介などの発表・スピーチをします。お家の方は、子供の良い所を自慢しあい、みんなでお祝いします。)
娘の良いところはたくさんあり、みんなの前で娘をたくさん褒めてやりたかったのに、心に思っていた事がほとんど言えず、終わってしまいました。でもお誕生会の場で娘に言えなかった分、家に帰ってからたくさん抱きしめ褒めてやりました。(理事長注:いえいえ、お母さんの気持ちは十分に伝わっていたとのことですよ)
美月は、笑顔 笑顔 いっぱいでした。

今日、美月、家に帰ってからブロックで遊んでいたのですが、「みーちゃん、幼稚園作る!」と言い出し、「みーちゃん、安松幼稚園作ったの。みーちゃん、安松幼稚園大好き!!」と言う言葉を聞き、一時期幼稚園に行くのを嫌がる時期もあったので、とても嬉しかったです。

 今後も娘の成長がとても楽しみです。
どうぞこれからも娘共々よろしくお願い致します。

平成22年7月
プレッシャーを乗り越えることこそ成長につながって
年中ゆり組 吉木公美子

金子先生へ
昨日のお誕生会、ありがとうございました。
先生がお話し下さったように、今回のお誕生会で、琴音は一つハードルを乗り越えたように思えました。
琴音は「私、いつも歌で間違えるところがあるねん……」と、よく話していました。基本、秘密主義の子がこんな事を言うので、自分の中で戦っているんだろうと思い、「頑張れ!」と、励ましておりました。
それからしばらくして、「今日は、私、間違えなかったわ」
「私、わかったねん。歌う時、その間違える所を歌う前から、その歌詞をずっと心の中で言ってたら、もう間違わなくなったねん! ママ、お誕生会楽しみにしててよ!」と、心強い言葉を聞く事ができました。昨日、しっかりと歌え安心したような琴音の歌を見聞きして、日頃安井先生がおっしゃっている子供に少しのプレッシャーを与える事は大事なことだというお話が、本当だなぁとつくづく感じました。
今回のお誕生会で琴音は、自分のできない所を自分でどうしたら出来るようになるか考え、自分で乗りこえる事ができ、何らかの達成感を感じる事ができたことでしょう。
そういうプレッシャーを与える場があるからこそ感じられた事で、それが成長へつながっていくんだと思いました。
2学期からも、運動会や発表会と色々な行事をこなす上で、色々と新たなハードルが増えていくと思いますが、母として見守っていきたいと思います。
まだまだ心が折れてしまい多々涙する事があると思いますが、これからもよろしくお願いします。

理事長注
私は、日本の将来を思うとき、現在の日本の社会(多くの保護者や学校関係者を含め)が、子供の能力を過小評価し甘やかす傾向を残念に思っています。その中で安松幼稚園は、「教育とは、子供の周りから困難・障害を取り除くのではなくて、それらを乗り越えていく力をつけることである」と主張してきました。その主張の根底には、教育の真髄は「子供に教える」のではなく「子供から引き出す」ことにあるという考えがあります。
理事長エッセイ
H22.3 教育の真髄は「教える」ではなく「引き出す」ことにある
H22.7 先生の熱い心が子供に伝わって

―――教育とは子供の心を震わせ豊かな感性とやる気を引き出すこと―――
も、併せてご覧下さい。

平成22年7月
1学期を振り返って
年少うさぎ組 井上典子

松浪先生、河野先生へ
……少し略……
●まずは音楽会
クラスの一人一人がしっかりと先生を見て歌っている姿は、3歳児と思えない程、たくましく大きく見えました。
入園してたった2カ月で、あれほどの姿に仕上げられた先生方を尊敬しています。
優花が堂々と歌えたのも、先生方に自信をつけて頂いたおかげだと思います。
……少し略……
音楽会の練習が始まってからは毎日帰ってくるなり、「今日は○○先生に花丸~って誉めてもらったよ。すごいやろ!?」と話し、中でも一番印象深いのが、「お母さん、今日ね、居島先生が“優花さ~ん、ちょっと来て~”って言うから、何?何?と思って行ったら、“ちょっと~、あんたすごいやん!! 上手に歌っていたなぁ~! びっくりしたわ。すごいわ~。”
って言ってくれて、めっちゃ嬉かってん!! 優ちゃん居島先生大好き ? ? 」と、生き生きした表情で話していた姿です。
優花は入園してから先生方からの励ましや誉めてもらうことによって、段々と自分に自信が持てるようになってきたと思います。(理事長注:安松幼稚園では、一人一人の園児を良く観察して、少しでも良い点は、先生の体全体で表現して誉めます。これが子供のやる気を育てていくのです。)
家でも今までは「○○していい?」と聞いてからする事が多かったのですが、最近は「○○するね!」と、自発的な言動に変わってきました。
最近『泣く』という事もあるようで、少しずつ自分を出すことが出来てきたのかなぁ~と、思っています。優花は心を開いている人の前では泣きますが、心を開いていない人の前ではほとんど泣きません……。緊張と我慢と素直になれない気持ちで泣けないようです。それが徐々に緊張がほぐれ、幼稚園生活にも慣れ、先生との信頼関係が出来てきたんだろうな~と感じています。(理事長注:入園時に大泣きする子の場合は案外に笑顔が早く表れ、泣くのを我慢している子供の場合は、笑顔が出てくるまで時間がかかるというケースが少なからずあります)
●授業参観
授業参観で音楽会の歌を聞かせてくれるという事で、主人も出席。
主人の感想は、「有価の歌っている表情はちょっと硬かったけど、先生の話を聞いている時はにこにこしていたなぁ。だんだんと心から笑えるようになってきたんやなぁ
俳句もあんなにして教えてくれるんやなぁ。河野先生の熱心な演技も楽しかったわ。(理事長注:女の子 七夕竹を うちかつぎ という俳句の導入で、実際に3,4mの長さの笹を河野先生がうちかつぎ、松浪先生とチームワークよく、俳句の状況を実際に子供達に見せたのです。)
私の感想は、優花がしっかりとクラスに溶け込み、自然体で手遊びをしたり先生の話を聞いている姿を見て、嬉しく思いました。
……少し略……
家で、「しっかりやっているなぁと、松浪先生と握手したんやで! すごいやろ~」と優花が言うので、「握手してもらったの! すご~い!!」と言うと、「だって、幼稚園大好きやもん!」
……少し略……
●1学期での変化
とにかく娘の成長を実感できました。
……少し略……
あっという間の3カ月、大きく成長しました。

食べる量が増え、なかなか増えなかった体重も入園して増えました。

私が「いただきます」と言うと、「どうぞ。(私は)お先です」と、とても自然に出てきます。

(理事長注:先生が日常の食事の際、園児のお茶を注ぐなどして園児よりちょっと遅く「いただきます」と挨拶した時、園児達が「どうぞ召し上がって下さい。私達はお先にいただいています。」の意味で、「どうぞ。(私達は)お先です」という風景を頭に浮かべてお読みください。家でも自然に出てくるのはとても嬉しい事です)

「トイレットペーパー 少なかったから替えといたよ~」
「バスタオル(部屋干し)乾いていたから、たたんどいたよ。」など、よく気付くようになりました。

良い意味で、おてんばになりました。

弟の手を拭いてやったり、靴下をはかせてやったり、おかずを取り分けてやったり……すごく面倒を見てくれる様になりました。


先日、優花を抱きしめた時に「苦しくない?」と聞いたら、「この前な、園長先生も優ちゃんのこと抱っこしてくれてな、ギューッてしてくれてな、苦しくないか~?息できてるか~? って聞いてくれたんやで。」と優花。
「どうやった?」と聞くと、「苦しくなかったで。園長先生、気持ち良かったわ~。」
と話しておりました。
園長先生の優しさがとてもよく伝わったんだなぁと、しみじみ……。
すっごく嬉しかったです。
ありがとうございました。