お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:東日本大震災に心が痛みます

平成23年3月15日
義援金の呼び掛けに感謝
居たたまれない気持ちの中 出来ることはやっていかねば
年長桃組 山中春奈

安松幼稚園で義援金を集めてくれると知って、とてもありがたかったです。
どこかに募金をしようとは思っていたのですが、あちこちでやっていて、どうしようかと思っていたところの園からのお便り(理事長エッセイ:H23.3.14 頑張れ日本 頑張れ東北 参照)だったので、本当に助かります。

テレビのニュースでじっくり観れるのは、子供達が寝てからなので、毎日ニュースをつける度に死者の数がふくれあがっていて、居たたまれない気持ちになります。

今日は夕方少し時間があったのでチラッとみた携帯のニュースなのですが……
がれきの下から祖母と3歳の男の子が見つかった。
祖母は男の子をしっかりと抱きしめたまま亡くなっており、最後まで孫を守り抜こうとしていたとの事……。
午前中からがれきの撤去を始め、一つ一つ取り除いていった中、二人が発見されたのは午後2時を過ぎてからだったそうで、折り重なるように倒れていて、祖母が孫を両手で抱きかかえていたそうです。
撤去作業をくい入る様に見ていた3歳児の母親は、遺体が出てきた瞬間その場に崩れ落ち、号泣し続けていたそうです。
「おばあちゃんは、いつも私が仕事の時は息子の面倒を見てくれていた。二人が一緒に見つかって本当に良かった……。でもやっぱり死に顔は見られなかった。 まだ生きていると信じている自分がいるから。」と言ったそうで、それを見ていて、私は涙が止まりませんでした。
かわいそうで、もうたまりません……。こういう方が、まだまだたくさんいるのだと思うと、辛すぎます……。

私達が今出来ることは節電と義援金ぐらいで、本当にはがゆいです……。
でも出来ることは、やっていこうと思います。

この募金で、誰かが一人でも多く助かりますように!!

理事長注:

同じ思いを共感できること、ありがたいことです。
本当に励まされます。
理事長エッセイ:H23.3.14 頑張れ日本 頑張れ東北
並びに
理事長エッセイ:H23.3.22 多くの義援金協力につき感謝・感謝
―――日本人の誇りの源―――
を、併せてお読み頂ければと思います。

理事長注:
同じ思いを共感できること、ありがたいことです。
本当に励まされます。
理事長エッセイ:H23.3.14 頑張れ日本 頑張れ東北
並びに
理事長エッセイ:H23.3.22 多くの義援金協力につき感謝・感謝
―――日本人の誇りの源―――
を、併せてお読み頂ければと思います。

平成23年3月15日
日本人としての誇り
年少うさぎ組 大内美恵子

東日本大震災のあまりにもひどい様子を見るたびに、心を痛めています。
娘にも、被災され困っている方々のお話をすると、寄付をしたいと言っていましたので、貯金箱に貯めていたお金を同封しました。
募金の案内(理事長エッセイ:H23.3.14 頑張れ日本 頑張れ東北 参照)で紹介して下さった「海外報道」を読んで、涙が出ました。
最近の日本人、私も含めてですが、いろいろな意味でダメになってしまったように感じていました。
しかしこれらの報道で、やっぱり日本人は素晴らしいのだということが分かりました。子供達にも、日本人のこういった素晴らしいところを伝えていき、日本人としての誇りを持ってほしいと感じました。
最後になりましたが、一人でも多くの方が救出され、一日も早く落ち着きを取り戻されますようお祈りしています。
募金の手紙、お忙しい中、ありがとうございます。
よろしくお願いします。

理事長注:大内さんの心優しい手紙に、私も励まされる思いです。
理事長エッセイ:H23.3.22 多くの義援金協力につき感謝・感謝
―――日本人の誇りの源―――      にも
記しましたが、日本の国柄・日本人の優しさや資質の高さそして誇りがどこから生まれ、どのようにして次の世代に受け継いでいくことが出来るかは、放射能の処理の問題と同程度に大切なことだと思います。
上記の理事長エッセイ ―――日本人の誇りの源―――とともに、日本(日本人)そのものをテーマにした 理事長エッセイH17.1 新年明けましておめでとうございます
―――日本よ 元気を出そう―――

もお読み頂ければ、日本(人)の文化の成り立ちについてヒントを得られると思います。
どうぞお読み下さい。

平成23年3月15日
新聞を持って行きたい
年少りす組 武田かすみ

「新聞を持って行きたい」
東北地方で大地震が起きた日、幼稚園から帰ってきた娘と一緒にテレビを見ました。
「地震や津波で大変なことになっているね」と話しながら、しばらくテレビから目が離せませんでした。
以前、幼稚園で先生から聞いて(お話があったと娘から聞いていますが)、阪神大震災の怖さを知ったこともあり、大変なことが起きていると娘なりに感じているようでした。
翌朝、普段は新聞など見もしないのに、新聞一面に載った地震の写真を見るなり、「ちょっと、その新聞見せて」と言って見ていました。
今朝通園カバンの中を見ると、きれいに折りたたんだ新聞が入っていたので、「何だろう?」と、取り出してみると、地震の被害が載った写真でした。
てっきり主人が「幼稚園に持って行ったら」と、娘に持たせようとしたのだろうと思って、主人に聞いてみると、「知らないよ」と。
娘に聞くと、「先生に見せて教えてあげたいから、持って行きたい」と言いました。「でも先生も、ニュースや新聞などでもう知ってるよ」と言いたいところでしたが、「自分でこうしたいから……」と思ったことや、新聞をきちんとたたんで鞄の中に持って行く準備をしていたことを思うと、言えませんでした。
子供なりに大震災に対してこういう反応が出来、関心を持てたのは、先生方が日頃から震災のお話をして下さったからだと思います。
今朝はこういうやり取りがあって、新聞を持って行くことになりました。


理事長注:
安松幼稚園では、毎年1月17日に、阪神大震災について子供達に話します。
・被害の具体的な様子   ・亡くなった人や被害にあった方の大変なこと
・そういう中で、いろいろな人の助け合いがあったことなど
子供達は、3歳児でも、涙を流しながら話を聞きます。心に染みるのでしょう。家に帰ってからも、お家の方に、自分が聞いた衝撃の話をしているようです。
今回のお手紙にあったように、そういうことが身に染みて、自分でもその大変さが分かり、その気持ちを先生と共有したいという思いから、新聞を持って行きたいと思ったのでしょう。
日常の幼稚園生活の中で、社会的な関心を持つとともに、優しい心が育っていることを嬉しく思いました。
次の一文も、併せてお読み下さい。


新聞を巡ってのやり取り
年少うさぎ組 山門愛子


このたびの東日本の大震災は本当に痛ましく、テレビ新聞等のニュースを見ていても涙が出る思いです。
宗一朗も、NZの地震から間もない事もありとても関心が高く、新聞を見せてくれと言い、よく見ていました。
写真を切り抜いて「持って行く」と言いましたが、今回の地震はNZの時とは違い日本で起きた事であり、親戚・家族が被災していたりしてとても辛い思いを しているお友達がいるかもしれないから、今回は持って行くのをやめようかと話したところ「そうする。やめておく」と、真剣な顔でうなずいていました。
募金についても、親のお金ですが、よく説明して持たせました。
私達に出来る事を少しでも実践していきたいと思います。

理事長注:「人間が日常生きるとはどういうことか」などの人としての根本的な命題に関わる事件が起こったとき、幼稚園や家庭で子供達と色々話すことは、社会に目を開かせ、物事の捉え方を教え、優しい心を培う良い機会になると思います。
本当に胸が塞がれる思いの中で、各人が心を震わせながら色々と考え話し合いをされたことでしょう。上記2点のお手紙に対し、本当に嬉しく思いました。
少しでもほんの少しでも、事態が日に日に改善されていくことを願っています。

平成23年3月15日
一日一日を大切に生きたく思い
年少きりん組 木ノ元裕美子

 いつもお世話になっております。
昨日は先生からのメッセージに、親子共々元気付けられました。
昨日記事を切っていると、裏面にある記事にショックを受けました。
幼稚園バスが焼け、わずかに残った我が子の服を見付け、泣き崩れている母親の姿でした。
同じ年頃の子を持つ母として、いたたまれない気持ちでとっても辛くなりました。
私達は、一日一日を大切に生きねばと思いました。
そして一日も早い復興をいのりたいと思います。


今自分が置かれている状況・
生活がいかに恵まれているかを感じて
年少りす組 田中千尋


少額ですが、募金させて頂きます。
テレビや新聞で現状を知るたび、胸が痛み、今自分が置かれている状況・生活がいかに幸せかを実感しています。
一日一日を大事に生きなければ……とも思います。
今は、個人では節水や募金などしかできませんが、また何か協力できる事があれば、声をかけて頂きたいと思います。
また今回の集約や、今後何かの支援をしていく時に、先生や役員の方だけでは人手が足りない等の時も、お手伝い出来ることがあれば 仰って下さい。
よろしくお願いします。


幼稚園からのお便りに縮こまりそうな気持ちが揺り動かされ
年少きりん組 野田 泉


今回の地震の報道は、TVをつけているのも本当に辛く感じています。
でも安松幼稚園からの「頑張れ日本 頑張れ東北」のお便り(理事長エッセイ:H23.3.14頑張れ日本 頑張れ東北 参照)にもありました通り、いつもはバッシングを受ける事の多い日本の、海外からの意外な評価に救われる思いがしました。
こんな窮地に、日本人としての誇りや連帯感という真善美を見せられ、ただただ怖いと縮こまりそうな気持ちが揺り動かされました。
私もどこか信頼できるところに募金させて頂きたいと思っていました。
幼稚園なら安心です。
先生方のお忙しい時期に大変恐縮ですが、どうぞお世話をよろしくお願います。

● 何か出来る事はないか、と歯がゆい思いでした。
このような形で募金を呼びかけて頂き、ありがたいです。
気持ちばかりですが、よろしくお願いします。

年長梅組 西願斉子


● 「紙は木の命」
「古紙もお金になる値打ちがある」とか言ってリサイクルを意識し、古紙を業者さんに買い取ってもらい、子供達と一緒に貯めた初めてのお金です。
僅かですが、被災地の方々の一助になりますように。

年長梅組 井出智也子


● 連日の報道で、同じ日本であのような惨事が起こっているのかがブラウン管の向こうであり、本当のところ実感がありません。
ただただ、ある保育園の子供達が救助されたと聞いて、子供を持っている母親として、同じ気持ちとして本当によかったと涙が出ます。被災地の方に何もお手伝いすることが出来なくて……。
募金という機会を作って下さって感謝しています。

年少うさぎ組 井谷恭子


● その他多くの園児や保護者の方から、義援金・励ましのお便り・気持のこもった絵などを頂きました。
私は、日本の国柄をありがたく感じ日本人であることを誇りに思いつつ、皆さんに、ありがたく感謝申し上げます。 

理事長 安井俊明