お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:夏休みを振り返って

平成16年9月
夏 休 み 雑 感 & 日 頃 の 感 想
年少うさぎ組 奥野愉美

 夏休みの間からずっと、「幼稚園へ行きたい。いつ行けるの?」と、2学期が始まるのをとても楽しみにしていました。
2学期になって、今日「とんぼ」「月」のうたを歌ったよとか、とんぼの絵を絵の具で描いたよとか、「上・下・上・下…」とピシッと手を上げたり下げたりして見せてくれたりと、毎日ホントに嬉しそうに自分から話をしてくれます。肝心なことは言ってくれませんけどね(笑)
それから忘れていましたが、幼稚園新聞に記事を載せていただいてありがとうございました。(注.マイセンの記事の時点では、どなたかは不明だったんですよ!!)夏休み、親戚と1泊旅行をした時も、夕食時に手を合わせて大きな声で「いただきます」のあいさつの言葉(下の理事長注をご覧下さい)を言いました。すると周りで働いていた仲居さんやマネージャーさん達が来て、とても褒めてくれました。誘ってくれた叔母も喜んでくれていました。実家の曾祖母も、いつも涙を流しながら「すごく大切なことを教わっているね」と、感動してくれます。
今、本人がどれだけその言葉の意味を理解しているかは分かりませんが、少し大きく成長してから、改めて深く考える時があると思います。そしてその言葉を教えていただいたことにも感謝するだろうと思います。
そして夏休み前にいただいたお楽しみ音楽会のビデオを、夏休み中に何度も何度も観たいと言って、よく観ていました。不思議なことに、私も子供と一緒にあのビデオを観ていると、とても落ち着いた気分になってくるんですよ。また、来年も楽しみです。
子供が幼稚園でいろんな刺激を受けてくるように、私たち家族も子供を通していろんな感動があります。本当にありがたく思っています。
また運動会をとても楽しみにしています。


理事長注
食事時の挨拶(食事をいただける幸せ)については、年少はまず形から、年中・年長と進むにつれて、その意味を深めて説明していきます。
“いただきます”とは、単に私がこれから食事をしますよ、食べますよという意味以外に、「お魚や牛などの動植物の命をこの私がいただいて、すなわち奪うことによって、この私の体が元気になり、そして大きくなっていくのですよ」という意味があることを少しずつ伝えていきます。
大人の方になら、「私たち人間は、周りの色々なものの命を奪うことによって、自分の命を保っています。この事実に目を向けるなら、自分を含めた全ての生き物の命を大切にし、感謝する心が自然と芽生えるのではないでしょうか」との表現になるでしょう。
こういう内容を園児たちが理解できる形に噛み砕いて話します。
すると園児の方から、「食べ物、残したらあかんなぁ」とか、「好き嫌い言うたらあかんなぁ」「僕、今日は残さんとみんな食べるわ」などの言葉が自然に返ってきます。
幼稚園での給食指導は、好き嫌いなく色々なものを食するという目的以外に、私たちの周りにある命そのものの尊さに目覚め、その結果自分の命も大切にするという、人間が生きるという意味そのものに触れていくことを大切にしています。
家庭でどのようにお話しされ、また食事時の作法をなされているかは、子供の育ちにとても重要だと思います。
当園の給食指導については、理事長エッセイをご覧下さい。

平成16年9月
や る 気 と 満 足
年長桜組 深野一恵

お忙しい中、上原先生にはお手紙を頂き、ありがとうございました。また園長先生にも書き添えて頂き、嬉しくびっくりしました。
……少し略……
「夏休みに何かを続けてやらせてみて下さい」ということから、「ママも頑張って字の練習をするから、航平も上原先生みたいな綺麗な字を書けるように練習してみる?!」と言ったところ、ものすごい勢いで練習し始めました。
1日2ページ以上書いてもだらだらしなかったので、「すごい集中力だなぁ」と感心しました。それと同時に、園で先生方が大切にされている“やるときはやる”という気持ちが育っているから、ここまで出来るんだと思いました。
……少し略……
夏休みの最後の日、ノートを書き終えた時に、「明日このノートを幼稚園に持って行ったら、先生びっくりするかな?喜んでくれるかなぁ?」と、航平が言ってきた時の顔が、なんか、いつものヘナヘナの顔でなくて、何かをやり遂げたときの、さわやかな顔でした。
そして幼稚園から帰ってきて、「いっぱいやってきたねえ!!と、先生からごっつい誉めてもらった。えっへへへー」と、鼻をふくらませて小躍りしている姿に、頑張って毎日練習をしてよかったと、本当に思いました。
毎日何かを続けるということ、そしてそのことを先生方が真正面から受け止め、「やってよかった」という想いが子どもの心に染み込むように誉めて下さる事、これこそ安松幼稚園だと思いました。

これから色々なことがありますが、どうぞよろしく御願いします。


理事長注:
嬉しいお便りでした。
大人は仕事(学習)と遊びを分けて考えがちですが、子供にとっては、遊びと学習の区別はありません。生活そのものが学習でもあり遊びでもあります。
ですから子供が色々なことに興味を示せば、その興味を育て大きくすることが何よりも重要です。そして子供が何かをやり遂げたとき、真正面からそれを受け止め、子供・親・先生が、共に心から喜び達成感を感じる。このことが、子供のさらなる意欲を育てていきます。
良い夏休みになりましたね!!

平成16年9月
子 供 の や る 気 を 育 て る
年少きりん組 森口賀代

いつもお世話になっております。
先日は紗也香の絵日記を見て頂き、ありがとうございました。
まだひらがなは曖昧ではっきり書けませんが、覚えた字をなんとかつなげて、とりあえずは遊び感覚で一緒に始めてみました。ひらがなは間違っていてもあまりうるさく注意せず、好きな様に絵や文字を書かせ、毎日続けることを重点にした絵日記でしたので、先生方に見て頂くには、相当読みづらく理解しがたい内容だったと思います。
それでも隅から隅まで一文字ずつ見て頂き、感想も添えて下さり、園長先生にまでお言葉を頂き、正直そこまでして下さるんだなぁと驚きました。
安松幼稚園の先生方は、常に子供一人一人と真剣に向き合い、子供が頑張ればここまで褒めて下さるんだなぁと、改めて感激しました。
紗也香も、「園長先生にも見てもらって写真も撮ってくれた!」と、元気に帰ってきました。
私は、毎日子供によく怒りますが、あまり褒めてあげていない気がしました。
子供が目標をもって頑張った時や乗り越えた時は、しっかり褒めてあげる事も大切なんですね
安松幼稚園に入園して半年ですが、親の私も日々勉強になる毎日です。これからも親子共々成長していける様頑張りたいと思います。


理事長注:

嬉しいお便りでした。

大人は仕事(学習)と遊びを分けて考えがちですが、子供にとっては、遊びと学習の区別はありません。生活そのものが学習でもあり遊びでもあります。
ですから子供が色々なことに興味を示せば、その興味を育て大きくすることが何よりも重要です。そして子供が何かをやり遂げたとき、真正面からそれを受け止め、子供・親・先生が、共に心から喜び達成感を感じる。このことが、子供のさらなる意欲を育てていきます。
良い夏休みになりましたね!!