お母さんからのお便り
安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います
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記事カテゴリ:授業参観・誕生会 など 日常
安松幼稚園はいろんな世代の先生がおられて
厳しいだけでなく
皆さんが家族のように ほのぼのとした雰囲気が
松浪先生、山登先生
いつもお世話になっています。
昨日の授業参観、とても感動し、先生にお礼の手紙をと思い、ペンをとりました。
まず漢字の読みに驚き、先生の七夕のお話には、私まで「ほぉ~ッッ、そうなんやぁ~」と、勉強になりました。
音楽発表では、今までに見た事のない息子の顔つきにびっくりしました。
前回までの参観では、見られると恥ずかしいという思いから、下を向いたりくねくねと目立った動きをしていたのが、今回は舞台の幕が開いた時からビシッとしていて、「見て見て、しっかり歌ってるの 見て!!」と、言わんばかりの表情に変わっていて、声の大小や歌に感情が込められていて、本当に感動しました。
「大聖、しっかりしてきたなぁ?」と、目頭が熱くなりました。年中さん、みんな とってもかっこ良かったです。
そして授業参観後のホールでのお話 …… 前理事長・安井先生のお話と詩(理事長注:読書が私達の想像力を高め、世界を広げる。夏休みに是非絵本を。幼い頃絵本に接することは、情操を豊かに育て 親子の触れ合いも深まり良いこと尽くめ 等々の内容でした)が、とても印象的でした。
学年主任の3人の先生のお話も、1人1人涙してしまう様なお話で、私自身 本当に勉強になります。
安松幼稚園は、いろんな世代の先生がおられて、厳しいだけでなく、皆さんが家族のように ほのぼのとした雰囲気があり、「とっても良い幼稚園だなぁ」と、改めて感じました。
頼りない保護者ですが、今後ともよろしくお願いします。
硬さがほぐれ――安松幼稚園に通い出してから変わりました
おはようございます。
あと少しで夏休みですね。本当にあっという間の3ヶ月でした。
実は先日嬉しいことがあったので、報告したくて手紙を書きました。
毎週水曜日にスイミングに行っているのですが、コーチから「最近すごく頑張っていますね。キックも強くなったし、返事もいつも大きくしているし、以前はおとなしくて考えられなかったのに……。私(コーチ)の元気よさが移ったのかしら?」と、つい先日言われました。
その日は上から見ていて(ギャラリーがガラスを隔てて2階にあり声はあまり聞こえません)特に美琴一人だけ、コーチが何か言われるたびに、手を挙げ返事をしている姿が目につきました。幼稚園で頑張っている成果だなと思って見ていました。
そして終了後に、コーチから前述の言葉がありました。
コーチへは、安松幼稚園に通い出してから変わってきたことをお話しました。コーチは、「あぁ、なるほど」と納得されていました。それまでは「とってもおとなしいおじょうちゃん」というイメージだったようです。
4月の時点では固まっていましたが、安松幼稚園入園後、徐々にほぐれ、皆と同じように歌い踊りする様子を見て、本当に嬉しく思います。
入園前の一年間、某音楽教室に通っていたのですが、いつも固まってじっと見ているだけ、家では歌い踊るのに……と、やきもきしていました。芽生え教室の存在を知っていたらよかったのにと思います。(一年間もったいなかった……)
それでもこの3ヶ月の間に成長させていただいたことに感謝いたします。私も子供に負けないよう頑張らなければと思います。
生活リズムは、家で日課表を子供にわかるように書いて貼って、確立してきたように思います。夏休み用に、また新たに作って、リズムが乱れないようにしたいと思っています。
食事は幼稚園では頑張っているのですが、家ではまだまだで××× 「4歳(←25日が誕生日)になったら頑張る!」と言っているので、この夏休みに、一つでも食べられる物が増えるよう一緒に頑張っていきたいと思います。
長々と乱筆乱文すみません。
今後ともよろしくお願いいたします。
子供に癒され幸せを感じる時間を過ごして
感動の覚めやらぬうちに、お手紙致します。
授業参観時の年中音楽会、楽しませて頂きありがとうございました。
山登先生のおっしゃったプレッシャーを与えるということのお話(理事長エッセイ H19.7 教育とは子供にプレッシャーをかけること 参照)に同感しておりまして、今回の年中ではやはり年少の時とは違い高いレベルの要求もあったのか、音楽会の少し前に一度だけ
「お歌の練習いややなぁ~」と、愚痴をこぼしたことがありました。
「なんでよ?圭佑、歌うのすごく好きやのになぁ?」と、主人と話したのですが……
「それなりの練習もしてるんやろうなぁ?」と、話しておりました。
そして音楽会前になると頻繁に台の先生の真似というか、猪田先生のまねをし演じている姿をよく目にし、主人といつも大笑いをしておりました。
例えば、声を伸ばす合図を上手に見せてくれたり(手をパーにしている間は声をず~っと出し、グーにすると同時に声を止める)、また先生になったつもりで「目を見る!目を見る!」
などと言って指揮をしたりと……。
本当に子供に癒され幸せを感じる時間を過ごしております。
そして本番当日、音楽会を終えて帰ってきてからの一声は、バスを降りるなり、「お母さんチューして!」というのです。
いつもは抱きしめられると、うとましがられ、……少し略……
しかし今回は、子ども自身が「やり遂げた!!」というすごい達成感があったのだと思います。
ですので猪田先生が、「今日は息(声)がピッタシ合ってよかったよ! バッチリですよ!チャ・ン・チャ・ン・チャ(おもちゃのチャチャチャの終わりの合図)が皆んなそろってて良く出来たよと、誉めてもらったことを言い、仕事から帰ってきた主人にも、真っ先に報告していました。
その夜は、音楽会をやり遂げた達成感と、……少し略……とてもよい思い出となりました。
DVDが届くのを楽しみにしております。ありがとうございました。
子供も一人の人格ある人間として
―― 子供のプライドを汲み取って ――
藤原先生 ◎ 人間として、してはいけないことはしてはいけない。 ◎ 一人の人間として物事に取り組む姿勢も、年齢に関係ありません。 ◎ 子供の名前の呼び方 ◎人間として、してはいけないことはしてはいけない。
ここまで色々と記してきましたが、ある方が、「安松幼稚園が他の幼稚園と違うと感じたことは、子供を子供として見るのではなく、一人の人間として見てくれている点です。だから厳しいと言われるのかもしれませんが、先生と園児、心と体のぶつかり合いの教育が私は好きでした。」と、投稿されたことを思い出しました。
いつも息子がお世話になりありがとうございます。
● 7月10日の絵本の読み聞かせでは、ばら組で読ませて頂きありがとうございました。
また息子の座っている……少し略……グッとなるくらい感動いたしました。
毎回本を読ませていただいて思うのですが、
・子供たちの本への食いつきの良さ
・物語へ入っていくスピードの速さ
・理解力の高さ に驚かされます。
安松幼稚園で本を読むのは、とても楽しいです。
それもこれも、先生方の日々の努力の賜物と思っております。
● また7月11日のお誕生会では、年少の時より数段お兄さんになった「しっかり年中さん」(←息子本人がそう言うのですが)の息子を見せていただき、本当に嬉しかったです。息子の頑張っている姿も感動したのですが、お祝いのお友達の一生懸命お祝いしてくれる姿にもとても心が暖かくなり幸せな気持ちになりました。
皆さん本当にありがとう。
● 話は変わりますが、この5月から息子がスイミングスクールに通いだしたのですが、子供の名前の呼び方について
……少し略……
そういうことがあって、名前の呼び方一つとっても、安松幼稚園では、子供にも一人の人格ある人間として接してくれているということを感じ、改めて安松幼稚園の素晴らしさに気が付いたのです。
子供の小さなプライドを汲み取って育てて頂いているからこそ、いろいろな行事や発表会やサーキットなどで、子供たちとは思えないヤル気や頑張りに繋がるのだと思い、本当に息子はいい幼稚園にお世話になっていると思いました。
ありがとうございます。2学期からも宜しくお願いいたします。
理事長注:
「子供を一人の人間として扱うには、わがままを許さないことは必要ですが、褒めることがそれ以上にとても大切で、“人間としての誇りを育てる” ような褒め方をすることです」
西本さんのお手紙にあった一見関わりの無いように見える、
・本読みを聞く姿勢
・誕生会でのお祝いさんの態度
・子供の名前の呼び方
・色々な行事での子供のやる気,頑張り 等は、人間としてどうあるべきかという育ての中において、綺麗な一本の糸でつながっています。
安松幼稚園では、子供を一人の人間として接しています。
ですから、幼かろうが年をとっていようが、
↑スーパーで商品を触っても、レストランで大きい声を出して走り回っても、病院で大きな声を出しても、子供だからという理由で仕方がないと考えるお母さんが増えてきています。とんでもない事です。
↑本読みを聞く姿勢,誕生会をお祝いする心,色々な行事へ取り組む心
↑テレビなどのインタビューで、相手が子供になると、急に言葉遣いがぞんざいになる人がいます。が、こういう人が、子供だからという理由で、子供の言いなりになり、迎合し甘やかす事が往々にしてあります。
↑スーパーで商品を触っても、レストランで大きい声を出して走り回っても、病院で大きな声を出しても、子供だからという理由で仕方がないと考えるお母さんが増えてきています。とんでもない事です。
◎一人の人間として物事に取り組む姿勢も、年齢に関係ありません。
↑本読みを聞く姿勢,誕生会をお祝いする心,色々な行事へ取り組む心
◎子供の名前の呼び方
↑テレビなどのインタビューで、相手が子供になると、急に言葉遣いがぞんざいになる人がいます。が、こういう人が、子供だからという理由で、子供の言いなりになり、迎合し甘やかす事が往々にしてあります。
「子供を一人の人間として扱う」ということは、一個の人格に敬意を払うということです。が、それはなかなかに厳しいものです。言い方を変えれば、子供だからという甘えやわがままは、通らないということでもあります。人としてあるべき姿を育てていくということです。
西本さんの表現では、「子供の小さなプライドを汲み取って育てて頂いている」とでもなりましょうか。
そのためには、「わがままを許さない」ことは必要ですが、褒めることがそれ以上にとても大切で、「人間としての誇りを育てる」ような褒め方をすることです。
昨今のいじめの問題・学級崩壊・自己中心的なものの見方等々、子供の誇り・人としての尊厳など、根本的なものから考え教えていかなくてはと強く感じます。
「まだ3歳ではなく もう3歳
―― 頑張ろうという気持ちにさせていくパワーの源は
機に応じて褒めること ――」と、
同趣旨です。あわせて是非お読み下さい。
まだ3歳ではなく もう3歳
―― 頑張ろうという気持ちにさせていくパワーの源は
機に応じて褒めること ――
金物谷先生
おはようございます。昨日はお手紙ありがとうございました。
お手紙を見ながら、「先生が和希のこと褒めてくれてるよ」と話をすると、嬉しそうに「先生に握手してもらった」と話をしてくれました。
パジャマもボタンのあるタイプにして、練習してきた成果だと思います。
先生がよく見てくださり、本人にぼたんかけを頑張ろうという気持ちにさせていくパワーをとても感じました。
以前にもボタンかけを三つできて、金物谷先生にギューってしてもらったとうれしそうに話してくれました。もっと早くお手紙を書こうと思いながら、バタバタとして遅くなってしまいました。すみません。
バス通園なので、なかなか生の園生活を覗く機会が少ないのですが、この1学期で印象に残っていることは、個人懇談会の時、帰り際、金物谷先生に“その日、大根を食べたこと”を褒めてくださった時のことです。
ギューと抱きしめてくださり、すごく愛情を感じました。これなら次から頑張る気になるはずです。そして和希本人も少し恥ずかしそうにしながらも家では見ることのできない一面を見られてよかったです。
入園してから、いいこと・悪いことが少しずつ理解できたように思います。
してはいけないと言われたことに、素直にやってくれるようになりました。完璧にはまだ無理ですが……
子供なりに社会のルールが少し身に付いたのかと嬉しく思っています。当たり前のことが出来るようになってきました。でも子供にとっては、この当たり前が難しいことですよね。
安松幼稚園の「まだ3歳ではなく、もう3歳」の指導のおかげだと思っています。ありがとうございます。
……少し略……
泣いてばかりいた4月から今まで、ありがとうございました。
「子供も一人の人格ある人間として
―― 子供のプライドを汲み取って ――」
並びに 理事長注
「子供を一人の人間として扱うには、わがままを許さないことは必要ですが、褒めることがそれ以上にとても大切で、“人間としての誇りを育てる” ような褒め方をすることです」
の2稿と同趣旨です。あわせて是非ご覧下さい。
いい環境でのびのび成長しているんだなぁ
先日はとても素敵なお誕生会にお招きして頂き、ありがとうございました。
人見知りで恥ずかしがり屋の娘が、あんなに堂々と人前で大きな声で自己紹介ができるだなんて、夢にも思いませんでした。
自分の持っている力を精一杯出している娘を見て、「いい環境でのびのび成長しているんだなぁ……」と、改めて実感しました。
その力をうまく引き出してくれている先生方、本当に本当に感謝です。
いよいよ明日から夏休み!!
ダラけない様(特に私……要注意!!)楽しく過ごしたいと思います。
先生方も楽しい夏休みを ♪
2学期も 又 ヨロシクお願いします ♥♡
理事長注:
おとなしく引っ込み思案の子供が、安松幼稚園に入園してからはコローッと変わったというお便りを多く頂きます。(硬さがほぐれ――安松幼稚園に通い出してから変わりました:参照)
元気に活発に変身する理由の多くは先生方の指導にありますが、また年長の頼りがいあるお兄さん・お姉さんの影響もかなりあります。
6月の音楽会の練習時に、舞台の年長さんが大きく口をあけはっきりと優しく歌っているのを初めて聞く時の年少さんの顔を、皆さんに見せてあげたいです。
あまりの迫力・うまさに、ポカーンと口を開けて、一種の放心状態になります。「すごいなぁ、年長さんはすごいなぁ!! 僕もあんなになれるかなぁ? なりたいなぁ!!」という気持ちが、多くの年少さんに芽生えます。
安松幼稚園では、優しさも元気さも、代々、年長さんから年中・年少さんに受け継がれていきます。本当に嬉しいことです。
(お母さんからのお便り H19.3 誕生日が遅かろうが3年保育 そして安松幼稚園に入園させて間違いはなかった 参照)
一人の年中さんの年少入園時の回想
昨日は水曜日で、惟里と私と2人で食事をとっていました。
いつも2人で、いろんな話をしながらゆっくり食べます。
……少し略……
「あのな、ゆいは、松浪先生と山登先生とパパとママとお兄ちゃんが一番好きやねん。あのな、幼稚園に居る時はな、担任の先生をお母さんと思ったらいいんやで。
ゆいな、ずっとずっと覚えてる事があってな、りす組になってママと別れて初めてバスに乗って幼稚園に行った日な、りす組の子いっぱい泣き出してな、みんな“ママー”とか“お母さん”
とか、めっちゃ泣くねん。ゆいな、初めは“うるさいなー、何で泣くねん”と思ってたんやけど、みんなの泣き声聞いてたらなぁ、ちょっとママの顔とか声とか思い出したんやけどなぁ、お兄ちゃんが“惟里はもう年少やで、赤ちゃんじゃないんやから泣きなや”て言うてたから、泣かんと我慢したねん。
そしたらその時になぁ、藤原先生が『幼稚園に居る時は、私がみんなのお母さんよ!!』と言うてな。ゆい、びっくりしたけど嬉しかったわ。じゃ、もう淋しくないわと思ったよ」と、ニコニコしながら話しました。
だから今は、松浪先生と山登先生を、園に居る間、母親の私だと思っているのでしょうね。「大好き」の意味は、惟里にとって奥深いものなんだと思いました。
4歳の子供なりに、入園当時、藤原先生がおっしゃった事を胸に、それが自分に対する教訓として、不安な時には、その言葉がよみがえり安心し楽しんでいるのですね。
先日の社会見学の時、理事長先生が「安松幼稚園では子供一人一人に、その子用の机と椅子があります。子供達は初めての集団生活で不安な時、自分の机・椅子があると精神的に一番落ち着くんですよ。2、3歳児の指しゃぶりや、漫画スヌーピーの中のライナスの毛布と同じ働きの精神安定剤の役目もあるんですよ。」というお話をして下さいましたが、又そのお話も思い出し、その意味が私の心にストーンと落ちた気がします。
ただ、もし他の園で先生方がそういう事をおっしゃっても、子供達はどこまで安心感を得られるでしょうか?
きっと安松幼稚園だから、そういう一言が、3歳の子供をいつまでも安心させられるのでしょう。
それは子供たちを泣き止ませる為だけに、ごまかしで言うのではなく、心底母親以上に、子供と一緒に笑ったり泣いたり体ごと教育して下さる先生だから、子供たちもそれが伝わっているから甘える事が出来、一言一言を信じ忘れずにいられるのだと思います。
惟里の言葉にとてもいい気分になり、沢山絵本を読んでやり、夕食の際、調子に乗ってワインを飲んでいると尚磨に、「お母さん、まだお風呂入ってないのにいい加減にしいや。それでお風呂入ったら倒れるで」と忠告されました。(笑)
兄・妹で、安松幼稚園の先生になりたいそうです。(理事長注:大歓迎です。待っていますよ!!)お兄ちゃんの後について、どんどん安松っ子として成長し輝いていく惟里に乾杯しました。
お調子者の母親で、そのうち安松魂を持った子供達に負けそうな時もありますが、私なりに頑張ります。
長くなりましたが、これからも親子共々、よろしく御願い致します。
理事長注:
私は、自分自身の3,4歳時の記憶がほとんど残っていません。その意味からも、4歳児の3歳の入園時からの記憶の経歴を興味深く読ませてもらいました。
子 供 は 知 り た が り 屋
和彦も年中になり、ずい分成長したなぁ と思うことが時々あります。
まず、色々な場所にある注意書きや看板の字を見て、一応自分がわかるところは読んでみるみたいで、わからないところの字を聞く、今度同じ看板を見た時に復習するようにぶつぶつ読んでいます。
難しい字が並んでいて読めないときは、「何て書いてるん?」と聞くので、わかるように簡単に訳して読むと、「そうじゃなくて、全部読んで!」と、言われてしまいます。
だんだん あいまいな答えでは満足できなくなって来ているようで、面白いな~と。
最近幼稚園で教わった内容を、「ママ、○○って、知ってる?」「○○のことやでエ?」と自慢気に説明してくれたりします。
いくつもいくつも新しいことを言うので、「誰が教えて下さるの?」って聞いたら、
「ふじわら先生!!」っと、エッヘン!と、胸を張って言うので、本当に色々なことをちゃんと説明してもらっているんだなと感じています。
本も、やさしい本はどんどん自分で読むようになって来ましたので、夏休みの課題にもありますが、たくさんの本に触れてほしいなと思っています。
夏休みの4日間も2学期も頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
理事長注:
子供は知りたがり屋です。
アフリカのサバンナでは、産み落とされたシマウマなどは、わずか1時間程で走れるようになります。でないと、ライオンなどに襲われるからです。それに反して人間は、歩き出すまで約1年かかります。
その代わり人間は、周りの色々なものを真似し記憶するという偉大な才能を与えられています。学ぶという言葉の語源は、まねる(真似る)からきています。
人は2歳ぐらいになるとある程度の言葉を話し、3歳にもなると日常生活に不自由のないくらいの言葉・文章を話せるようになりますが、お母さんには、赤ちゃんの誕生後に日本語を教えたという意識はないでしょう。(大人である私にとって、これから3年間で、ある言語を3歳児レベルまで習得する事は無理だという自信がありますし、その習得には非常な苦痛を伴うことでしょう。)
人は真似をし記憶する事をベースとして、次の段階の3,4歳頃になると、周りの事象に対して、色々な興味をもってきます。知りたがり屋の誕生です。
大人には、遊びと仕事・勉強の区別はかなりはっきりしていますが、子供にとっては、特に3~6歳の幼児期には、その区別はありません。
字を読みたい、文章の意味を知りたいという欲求は、興味・好奇心から湧いてくることであって、幼児にとっては、ごく普通の遊びと全く同じです。
「字や文は、小学校へ行ってから教えればいい」という考えは、子供の発達段階を無視したもので、例えば漢字の指導についても同じことが言えます。
幼児期は、興味をもちながら楽しんで容易に習得できる時期なのですが、小学校の中・高学年ともなれば、漢字の習得には苦痛が伴います。
ご家庭でも幼稚園でも、誕生から幼児期にかけての 真似る・覚える・知りたがり屋 という幼児の特性・発達段階を知っておく事は、とても重要な事と考えます。
(理事長エッセイ H16.3 当園のカリキュラム 教材の捉え方について 参照)