お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:年少さん 新入園からの1年を振り返って

平成19年3月
誕生日が遅かろうが3年保育
そして安松幼稚園に入園させて間違いはなかった
年少きりん組 長谷川理子

 理彩が入園したあの季節が、もうすぐめぐってきます。
あっという間の1年でした。
理彩は、ご存じの通り3月の末生まれで、その上 ……少し略…… いろんな場面で足手まといになることで、先生方や他の園児たちに迷惑をかけるのではないかと、不安に思いながら入園の日を迎えたことを思い出します。
誕生日が遅い分、2年保育という選択もあるのではないか。
そんな考えもよぎりました。
でも今なら、はっきり言えます。
誕生日が遅かろうが、3年保育  そして安松幼稚園に入園させて間違いはなかったということを。
 ・3才児として、年少として園に通った1年間
 ・2年保育を選び、家庭保育だけ過ごした1年間
少なくとも理彩にとっては、前者の方が圧倒的に実り多き1年でした。
具体的には、

人見知りがなくなり、母親抜きで、子供達の輪の中に入られるようになったこと

夕食を食べるのに2時間かかっていたのが、30分くらいで食べられるようになったこと

嫌いなカレーも、きっと今だに好きにはなっていないはずなのに、「カレー、好き!」と言って、チャレンジするようになったこと
(やっぱり残しますが……)

外出先で出会う人達に、はきはきと挨拶できるようになったこと

まだまだ書ききれないほどたくさんあります。
 そして何より、毎日楽しんで通っていることが親としてもとてもうれしく思います。
 それと、日々ご尽力されている先生方に並んで大きな存在であったのが、年長のお友達です。
最初のころは、鈴木たくまくんと高師ひなちゃんが、教室まで連れて行ってくれていました
どれだけ心強かったことでしょう。
そして日々の生活の中で、いろんなことを教えてくれていたようです。
「ティッシュは2つもっておくと、1つが空っぽになっても、もう1つあるから大丈夫なんだよ
「縄とびの縄は、整理箱に入れておかないとなくなってしまうよ」
年上の子が年下の子の面倒を見るという環境をつくり、年々受け継いでいっておられる安松幼稚園
我が家には、理彩の入園直前に誕生した弟がおりますが、さしたる焼きもちもなく、弟の面倒をよく見、よく可愛がってくれます。
それというのも、園がそういう環境だから、自然に弟に優しくできているのだろうと思い、感謝しております。

理彩は、巻田先生と松浪先生が大好きです。
ある日のバスの先生が巻田先生だったとき、あまりに嬉しくて浮足立ち、バスの階段を踏みはずしそうになり、先生から、「長谷川さん、足元をよく見て」と言われたことがあります。
そんなに嬉しいんだ、好きな先生がいてよかったね、という思いで、私はくすくす笑いをこらえながら見ていました。

安松幼稚園では、どの先生も学年・組に関係なく園児を見て下さいますので、巻田先生、松浪先生、来年もどうぞ変わらず理彩のことを宜しくお願いします。
そしてこの1年間、ほんとうにほんとうにありがとうございました。

平成19年3月
早生まれだからこそ3年保育を受けさせて
―― 年少の1年が終わってみて
この判断が正しかったとわかります ――
年少うさぎ組 王子谷真由美

 健介がいつもお世話になっております。
この間のお誕生会は、とても感慨深いものでした。
同席していた祖母も孫の成長を心から喜んでくれ、私自身の親孝行もできた様な気がします。本当にありがとうございました。
あの席でも言いましたが、この1年で、健介は目覚ましく成長した様に思います。
思えば入園前、3月生まれの健介に、3年保育を受けさせるべきかというところから親として色々と考えました。
結果、早生まれだから可哀そうではなく、早生まれだからこそ3年保育を受けさせ、本人の「お友達大好き」という性格を生かし、集団生活の中で早くから社会性を早く身につけておく事が、この先この子供の為に良いのではないかと判断しました。
そして年少の1年が終わってみて、この判断は正しかったと改めて思います。
 具体的には、

入園前は、お友達は大好きなのに、大人には人見知りしてしまい、いつも私の後にかくれていました。
しかし入園後は、だんだんと近所の人や親せきの人にでも、「こんにちは」「ありがとうございます」が言える様になって来ました。きっと年中・年長のお友達がハキハキとあいさつする姿を見て、少しずつ身について来たのだと思います。
そういう時は、「やっぱり安松やなぁ」と思います。

そして情緒的にも弟に優しく接し愛情を示したり、私の体を心配してくれたり、自分の大好きなお菓子を「これをパパに」と、主人をいたわったり、年長さんの卒園をさみしいと言ったり……

数えればきりがない程エピソードがあり、豊かな感受性が少しずつ育って来ていると実感します。

そしてお勉強の面でも、日を追うごとに絵に表情がついて来て、自分の気持ちを絵で表現することができる様になって来たと思います。
幼稚園での1年間の作品などを綴った「おもいで」を見ても、家で描いた絵を見ても、それをはっきり感じます。
またひらがなを読んだり書いたりするのがとても面白いらしく、新聞・テレビ・絵本……色々な文字を見つけては、私に「ママ、これ○○って書いてあるね」と、得意げに教えてくれます。
数を数えるのも同様に、本当に楽しそうです。

早いうちから本人の意志に関係なく色々つめ込む教育ではなく、自ら進んで楽しみながら色々な事をしっかりと身につけられるという様な教育をして下さってる事を本当にありがたく思い、貴園を選んで本当に良かったと思っています。
将来「勉強せなあかん」ではなくて、「新しい事を知るって楽しい」と思いながら勉強する様になってくれれば…と思っています。
最後になりましたが、金物谷先生をはじめ、多くの先生方にお世話になりました。
先に書きました様に、健介が大きく成長できたのも、先生方が優しくそして一生懸命全力で健介に接して下さった結果だと思っています。
また……少し略……私にも優しいお心遣い頂きました事、心からお礼申し上げます。4月から年中……健介も張り切っています。
引き続いてご指導どうぞ宜しくお願い致します。

平成19年3月
お母さん ちょっと待って!!
僕自分でやってみるから見ててな
年少りす組 石田直子

 いつもお世話になり有難うございます。
今日で1年が終わるんだな……と、時が過ぎる事の速さと共に、寂しさを感じました。
倫太郎も昨夜、布団の中で「藤原先生ともお別れなん? 僕な、ちょっと寂しいわ」と、小さな声で言いました。 
いつもそれほど幼稚園の事を話す事は無いので、尋ねる事が多かったのですが、「藤原先生が?してくれたよ」「?だよって言ってくれたよ」と言う事はわりとあり、先生と関わる中で、声をよくかけていただいた事、教え、励まして頂いた事が、とても本人の中で嬉しかったようです。
年中になる事の喜びを感じつつも、初めての集団生活の中でいつも見守ってくれていた藤原先生の存在の大きさに気付いたのではないかと思います。
不安でしたが、この1年で倫太郎は本当に成長したと思います。
子どもがやる前に手を出していた私も、「お母さん、ちょっと待って!! 僕、自分でやってみるから、見ててな」と、ハッとさせられる事がしばしばありました。
本当にこれからの成長過程の中で最も基本となる部分を育てて頂いた藤原先生、松浪先生、諸先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
おもらしは……少し略……
倫太郎がこの1年、嫌がる事なく喜んで幼稚園へ通う事が出来た事を、とても嬉しく思っております。
4月から年中に上がりますが、又、お世話になると思います。今後もよろしくお願い致します。
藤原先生、1年間本当に有難うございました。

平成19年3月
当たり前の事を日々の生活の中で出来るようになりました
年少きりん組 日野光紀子

 おはようございます。
1年間、とても温かい心で見守って下さり有難うございました。
初めての集団生活、親と離れて過ごす時間、不安と期待を持っていた昨年の4月。
この1年で1番成長したのは、「食事の姿勢」です。
入園したての頃は、「最後まで食べられないから口に入れて?」と言って、1時間以上かけ て食べていましたが、今では、
 ・食前の言葉……作ってくれた人に感謝する心
 ・はしの持ち方
 ・ごちそうさまの手の合わせ方
 ・時間内に1人で、食べ終える
等々が出来るようになりました。
年少さん(3歳から4歳)で当たり前と言われるかもしれませんが、その当たり前を日々の生活の中で出来る様にこなすのって、とても難しいと思います。
今では、私の方が、「?しなだめよ!」と言われる事もあり、成長した証しだと嬉しく思っています。
園での生活がとても楽しく、休む事が嫌だと言う位、幼稚園が巻田先生が大好きになりました。
有難うございました。
巻田先生もお体に気をつけられ、いつまでも元気・笑顔いっぱいの先生でいて下さい。

平成19年3月
入園当初の泣いて泣いてから 幼稚園が大好きに大変身
年少うさぎ組 藤井英美

早いもので、年少生活も今日と明日だけになってしまいました。
1年間、本当にお世話になりありがとうございました。
入園した当初は、泣いて泣いて、どうしようか……悩んだこともありましたが、先生方やお友達のおかげで、今では「幼稚園が だ?い好き!」と、言うまでになりました。
父親もびっくりするぐらい、誰とでも話が出来るようになり、社交的になり、喜んでおります。
「うさぎ組の先生やお友達とバラバラになるねん、でも年中になれるねん!!」と、寂しそうに言いながらも、年中になる喜びの顔も見せています。
兄の友達の妹を、「教室まで送っていく!」と、張り切っている姿を見て、「成長したなぁ……」と、つくづく感じています。
本当にありがとうございました。
また来年度もよろしくお願い致します。

平成19年3月
自分で着がえるから母ちゃんさわらんといて!!
年少うさぎ組 城野 泉

 金物谷先生、1年間お世話になり、ありがとうございました。
比呂人は小さい頃、……少し略……自分の気持ちをうまく言葉に表現するのが苦手な子供でした。両親のいない所では泣くこともできず、何とか変えてやりたいという思いで安松に入園しました。
まずは集団生活に慣れることからのスタートだったので、
……少し略……
帰ってからもぐったりしていて、イスに座ることも、みんなと並んで写真1枚撮ることも、比呂人には大変なストレスでした。
私は、もしかしたら幼稚園、続けられないと弱気になる時もありました。
ですから最初の参観日(理事長注:5月23日)も、部屋の隅に逃げて何もできないんじゃないかと思っていました。ところが、ちゃんとイスに座っている!!先生のお話を聞いている!!何とみんなと同じ事が出来ているではありませんか!!
予想以上の成長ぶりに、大変驚きました。最後にお母さんの歌を歌ってくれた時、あぁものすごく頑張っているんだなぁと、胸が熱くなりました。
1学期当初は、泣いて逃げまわる比呂人を、主人と二人がかりで制服に着がえさせてましたが、2学期になり運動会の練習が始まった頃から少しずつ変わってきて、「比呂人、幼稚園で頑張ってくるわ」と、元気で前向きなことを言うようになり、どんどん活き活きとしてきました。
もちろん人前で、元気に歌って発言できるようになった姿もすばらしいですが、「比呂人、自分で着がえるから、母ちゃんさわらんといて!!」と、自分で着がえる姿・元気に大きな声で先生にあいさつする姿が見れて、本当に心から嬉しく思います。
この半年・一年の成長は、ものすごく意味のあるものでした。
それも先生が、熱心に根気よくつきあって下さったおかげだと、大変感謝しております。
ありがとうございました。

3月19日


理事長注:
入園当初は、1/3ぐらいの新入園児が、「お母さんとこへ帰る」と言って泣いています。これは少子化の現在無理のないはなしで、お母さんをほぼ一人占めにし、快適に生活していたのが、ある日突然、周りが全く知らない人ばかりという集団に強制的に入れられるわけですから、これ以上のストレスは無いでしょう。
泣いて当然です。
しかしそのうちに、幼稚園では泣いても効き目がないし、泣くことによって自分の欲求が通らないことが分かりだすと、目が外の世界に向かって啓かれていきます。そしてお母さん以外の先生やお友達との触れ合いが案外に楽しいことが分かってきます。
とくに安松幼稚園では、先生がとても元気でエネルギッシュで、年長さんも大人顔負けの挨拶や発言がありますから、知らないうちに、新入園児もとても元気になり、「やったるでー!!」という積極性・自主性が生まれてきます。
また年長さんは元気なだけでなく、下の子の面倒をみるという優しさも多く持ちあわせていますから、新入園児も自然と優しさを身に付けていきます。

これらは、安松幼稚園で最も自慢でき誇りに思うことです。
この3月には、
★子供が活き活きと元気に積極的になった
★地域でも周りの人への挨拶が大きい声でスーッと自然に出るようになった
★自分の思っていることを話せるようになり、社交的になった
★食事・着替えなど、日常の生活習慣が身に付き、何でも自分でしようとする心・
自主性が育った
★当たり前のことが当たり前に出来るようになった。
★下の子供や家族に優しくなった
★公園などでも、知らない小さな子どもと一緒に遊んでやるようになった
等々のお手紙を、5,60通頂きました。
とても嬉しいことです。
これら「子供が変わった」ということは、実際にご自分で体験され経験されないと、なかなか理解されないようです。
卒園式当日においても、「周りのお母さんから安松は厳しいでしょうと言われる事がありますが、この安松幼稚園のどこを厳しいというんでしょうか? これほど人間として当たり前のことを、当たり前に身につけて下さっているというのに……」との声を多くお聞きしました。ご参考までに



年少 きりん組 谷口賜生 さんからのお便りに、次の一節がありました。併せて紹介します。


先日頂いた安松幼稚園新聞52号に、泉の森ホールでの音楽会の様子(理事長エッセイ:強い心を育もう 第4回唱歌・童謡コンサートを通して 参照)が書かれており、読んでいるうちに涙がぽろぽろと出て来ました。安松っ子は、みんなステキだなと思いました。
熱心な先生方に囲まれて伸び伸び育つ子供達には、時々想像を超える程の力が、どの子にも備わっていくのだなと感じました。
和彦も年長さんの頃には、今よりもっと体の中に安松の心が広がって、大きな力になっていると嬉しいです。