お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:お泊まり会など夏休みの思い出

平成21年8月
年中やから大丈夫やねん
年少りす組 塔本朋美

2学期もご指導よろしくお願いします。
夏休み中の凌生の様子をお知らせします。
兄・和真が、毎日「こころの詩」を読むのを聞いて、いつの間にか自分も暗唱できるようになっています。
そして、「早く年長さんになって、論語とか10ますノートやりたいねん。」と言っています。
また家族で、香川県のこんぴらさんに行ったのですが、本宮(700段ほど)まで石段を登れるか心配していたのですが、なんと奥社までの1,368段を、途中で休むことなく自分の脚で登ってしまいました。夫と二人で、「いつの間にか、こんなに大きくなっていたんやなぁ。」と、驚きました。
そんな事があったので、是非お知らせしたくてお手紙しました。
失礼いたします。

理事長注:
上記にある「こころの詩」は、安松幼稚園が編集した論語や和語からなる古典を中心とした御本です。(平成21年7月理事長エッセイ:古典の味わい・捉え方―――古典には集積された人間の知恵がある――― 参照) 大人は、古典と聞くと難しいと感じるのですが、子供にとっては、上記にあるようにそんな意識は全くないのです。文章の構成も音楽的に心地よいリズムですし、内容も少ない言葉で物事の本質を付いているので、とても分かりやすいのです。
精神的にも、また体力的にも、私たち大人が考える以上に成長しているのです。真似し記憶する力は、私の10倍以上に力を持っています。
子どもを過小評価してはなりません。
安松幼稚園では、園児を、人格をもった一人の人間として扱っています。ですから、人として間違った事をした時はきちっと道理を話しますし、何かを一生懸命頑張っているとか・お友達に対して優しい心が顕れた時は、とてもとても無茶苦茶誉めます。
塔本さんからの楽しい手紙、とても嬉しかったです。

平成21年8月
「こころの詩」を読んでいる時は凛とした姿勢に
年少りす組・年長桃組 藤原純子

おはようございます。いつもお世話になります。
2学期もどうぞよろしくお願い申し上げます。

夏休みに入ってすぐに、いつも通っている美容室の庭で、さやかはトマトを取ってその場で少しかじったり、そばにいた虫に食べさせようとしたり、とても楽しそうにトマトを取っていました。
その日から、全く食べられなかったトマトが大好きになり、夕飯でびっくりする程食べていました。
何かを体験するというのは、すごい事だなぁ と改めて思いました。(理事長注:まったく同感です。安松幼稚園では、新しい歌を導入する時は、実物を見せたり・写真を見せたり・子ども達が実体験の感覚を持てるように、先生が色々と話をします。それがあって、感情を移入して、情感豊かに歌えるようになるのです。)

奈生の「こころの詩」ですが、ファイルを開けて「しっかりと……」と読み始めると、顔が
とても賢そうになり、本当に凛とした姿勢になります。自分の子ではない感じがします。
主人に、「本当に、嬉しそうに聞いてるね」と、言われました。
私も8年ぶり位に古典に触れ、音読しました。
子どもを持って忘れていましたが、如何にして賢人の言わんとすることを、日々生活の中で実践するかだなぁと、私自身の勉強になりました。

これからの「こころの詩」を、とても楽しみにしています。

理事長注:
上記にある「こころの詩」は、安松幼稚園が編集した論語や和語からなる古典を中心とした御本です。(平成21年7月理事長エッセイ:古典の味わい・捉え方―――古典には集積された人間の知恵がある――― 参照

平成21年8月
安松で育った子供達は「やる気」がみなぎっていて、
学ぶ時も遊ぶ時も「思いっきり」
――安松の様な素晴らしい所はない
通園できる子供達は幸せ―――
卒園生 橋本美佳

拝啓
残暑厳しい中、毎日新型インフルエンザのニュースが飛び交っておりますが、先生方には益々ご健勝のことと存じます。
おかげ様で私共は、子供達も夏休み中ケガも病気もせず元気に過ごせました。早いもので夫の初盆も済みました。
初盆の前から、……少し略……その頃は本当に何とも言えない状態でした。
そんな時、安松幼稚園のホームページに、今年のお楽しみ音楽会の様子が up されました。
私は夜中1人で、食い入る様に全てを見て思いっきり泣きました。涙が止まりませんでした。(理事長注:私も全く同様で、子供達の全力投球・先生方の一生懸命には、いつも大泣きです)
それぞれの歌に合った先生方と子供達の表情・体ごと表現し歌にする姿・「やってやるぞ!! 成功させるぞ!!」という姿勢……やっぱり安松ですね。
大人になれば、あらゆる経験の中で、「もういいや」と思ってしまう事や、「もうしんどい」と逃げてしまう事、「なるようにしかならないわ」と挫折してしまう事、そして周りに流されてポリシーを失ってしまう事やグラグラと崩れる様に投げ出してしまう事もありますよね。
そんな折、安松の子供達の姿勢とやる気を見れば、人間は立て直すことが出来るんじゃないかと思います。
1学期末の個人懇談の際、長男の担任の先生が、「尚磨君をはじめ何人かの子が、いつも進んで僕の手伝いをしてくれたり、自分の分担の掃除が終わったら、まだ終わっていない場所を手伝っていたりするのをよく見かけます。小さい時からそういう習慣がついているのですか?」というお話があり、先生とのお話の流れの中で、その何人かというのは、みんな安松幼稚園の卒園生であると分かりました。
私はとても嬉しく拝聴し、安松幼稚園の自慢をしました。
やっぱり何より安松で育った子供達は「やる気」がみなぎっていて、学ぶ時も遊ぶ時も「思いっきり」だという事が、再認識させられました。
尚磨も惟里もおかげ様で、年相応の善悪のけじめというのは身についている様に思います。友達と遊んでいる時なども、「そんな事したらあかんやで」などと言える勇気もあります。安松で先生方が全力で指導し愛情を注いでくださった基盤が根付いているのだと思っています。惟里はずっと安松幼稚園の先生になるのが夢で、毎日ピアノの練習にも励んでいます。
私も子供達にエネルギーを貰い頑張っているつもりです。
くじけそうになった時は、安松のDVDを観て、エネルギー補給しています。
子供達も私も病気せずに元気に日々過ごせるのは、夫が見守ってくれているからだと思います。
話は前後しましたが、先生方、自信を持って、今まで通り安松の子供達 育ててあげて下さい。
安松の様な素晴らしい所はないです!!
通園できる子供達は幸せです!!

何だか時代がダラダラしている感じの世の中、シャキシャキ輝いて生きている子供達、思いっきり・精一杯・力の出しっ切り を知っている子供達……
園でのあらゆる経験の中で、生きていく上での楽しさも厳しさも教えられていると思います。
尚磨も惟里もそのおかげで、父親を亡くしてもブレずに明るく頑張れています。
「お父さんはここに居るよ」と仏壇に手を合わせる尚磨の姿に、私が支えられています。
惟里は相変わらずお兄ちゃん大好きで、お兄ちゃんの真似をしながら「ちびっこママ」と言って、私の手伝いもよくしてくれます。
先生方、2学期は行事が目白押しですので、お忙しいとは思いますが体調に気をつけながら、運動会・発表会等、成功させて下さい。
先生方のパワーと子供達を愛する力には、頭が上がりません。
又幼稚園にお伺いしたいと思います。

理事長注:
卒園生のお母さんである橋本さんから、上記のお手紙を頂きました。
一部に非常に個人的な部分を含みつつ、人が世に生れ、命を受け継ぎ、また真実の世界に還っていくという、非常に根源的な面にも触れられています。
H.P.へのupについて、園としては躊躇しているという気持ちをお話ししたところ、「結構ですよ」とのお返事がありましたので、一部をカットして掲載しました。
人が生きるという意味について考えていただく契機になればと願っています。
仏教では「いのち」を身命と書きます。この世を生きる間、私たちにとって「いのち」は、この身以外にありません。
「身」即「命」なのです。
最後に、相田みつをさんの詩を贈ります。
自 分 の 番
うまれかわり
死にかわり永遠の
過去のいのちを
受けついで
いま自分の番を
生きている
それがあなたの
いのちです
それがわたしの
いのちです みつを

橋本さんの文中にもありましたが、お仏壇 は、私の生まれ還っていく真実の世界でもあります。各家庭に、そういう自分の命そのものに触れることの出来る場所があるというのが、日本の文化でもありました。(考えてみると、各家庭に寺院があるということで、すごいことです)それぞれの家庭において、自分の身命(いのち)は、色々なご縁を経て、今ここにある。身命(いのち)は、自分の所有物ではなく多くの方の願いがこもっている。
大事にしよう!!   大切に生きよう!!
  という想いを、子ども達に伝えていきたいものです。

平成21年8月
安松の先生なら何があっても大丈夫!!
年長梅組 山名早苗

先生、お泊まり会ではお世話になり、本当にありがとうございました。
帰宅してからは、少しずつ思い出しては話す、しばらくしてまた思い出して話す、そんなお泊まり会を味わう翠葉のペースで、楽しかった様子を聞いています。
夕方から朝までという限られた時間の中で、たくさんの思い出ができた事、翠葉の表情からも伝わってきます。
しばらくは思い出話が聞けるんだろうな、と楽しみにしています。
一番楽しかった事はけんちゃん人形で、一番びっくりした事は、朝起きたらパジャマではなく違う服を着ていたことみたいです。先生が夜中着替えさせて下さった間もよく寝てたんだなぁと思うと、不寝番の先生の大変さを察し、申し訳なく思います。
私自身すごく心配してなかなか寝付けなかったのですが、「安松の先生なら、何があっても大丈夫!!」という事を思い出し、眠ることができました。
今まで先生方が示して下さった姿が、心の支えになりました。ありがとうございます。
年長になってからの行事は、本当に子どもを成長させてくれるような気がします。
次が楽しみです。
安松幼稚園の先生方の子どもへの指導、見守りながらの配慮を感謝しています。
これからもよろしくお願いします。
まずはお泊まり会、本当にありがとうございました。

平成21年8月
楽しくて話が尽きないお泊まり会
年長梅組 植野敬子

川口先生、お早うございます。
一昨日のお泊り保育ではお世話になり、有難うございました。
実家・親戚等が遠方の娘にとっては、親から離れての“初お泊まり会”……行く前から指おり数えて楽しみにしていました。
帰ってからの第一声が、「また行きたい!!」でした。
話も、スイカ割り・花火・先生のマジック・ケンちゃん人形・歌 etc 話が尽きない状況でした。
本当に楽しんできた事がわかり、また一つ娘にとって素晴らしい思い出になったと思います。またDVDも、親のいない時の幼稚園での素顔が見られる事も楽しみにしております。
園長先生、先生方、本当にお世話になり有難うございました。
暑い日が続きます。体長崩されません様、御自愛下さい。