お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:平常・授業参観

平成28年9月
衝撃的な出来事
人としての基礎を育てて頂いていることに、感謝
―相手を思いやるレベルをはるかに超え
人としての深い所への愛情・人権の尊重までも指導下さって―
年長桃組 中井里美

松浪先生 竹口先生へ
 いつも貴世が大変お世話になり、ありがとうございます。
運動会が近づき、先生方の熱の入ったご指導、有難く存じます。
 さてこの度お手紙を書かせて頂いたのは、1学期末にあった事なのですが、やっとゆっくりした時間がとれましたので、書かせて頂きます。
 7月に入ってからのこと、近くのお店に服選びに、貴世と行きました。サイズがなかったので、近くにいた店員さん(女性)に声をかけた時、 大変ニコニコとした笑顔で、親切に対応して下さりました。彼女には右手がありませんでした。肘から先はなく、肘には小さな指と思われるものが2~3本ありました。
もちろん夏ですから、半袖で全て見えています。しかし、全く普通に色々捜して下さり、最後にはレジまで、器用に袋に入れテープまで貼って、笑顔でその腕に商品をはさんで渡して下さいました。
 途中、貴世が、腕の事で何か言わないかと正直心配していましたが、店員さんとも笑顔で受け答えしている様なので、一安心したのは事実です。
その店を離れ、貴世に、「あのお姉さん、とっても優しくて、素敵な笑顔でいい人だよね。きっと生まれてから、ご両親やお友達がとてもいい人だったんじゃないかな」と話し、 「貴世ちゃんは、お姉さんの前で何も言わなかったけれど……」と、言うと、「安松でな、プール始まる前に、松浪先生が安井先生と、『体の事は言うたらダメ!!』と話してくれたの。  安井先生は、脇に大きなホクロがあるんやって、そんな事口に出したら嫌な気持ちになるやろ」と、言いました。
 その上、「私ね、腕がなくても一生懸命働いているお姉さん、むちゃくちゃ優しかったやろ、だから私も、何でも一生懸命頑張るねん」と言ったのです。
 安松幼稚園は、規律を守るとか、色々な分野について教えてもらうとか、相手を思いやるなど、素晴らしいことは、充分すぎるほど知っていたつもりですが、今回の事を通じて、人を思いやるというレベルを超えて、人としての深い所の愛情・眼差し、人権の尊重までもご指導いただいていることに、感銘を受けました。

 日頃より、本当に人としての基礎を育てて頂いていることに、感謝したいと思います。

日常の一コマですが、私には、大変 衝撃的なものでした。
どうぞ先生方、お身体には気をつけて、運動会を楽しみにしております。

理事長注:
 このお便りを拝見して、涙が流れました。
その店員さんの素敵な生き様 並びに 貴世さんとお母さんの受け答えに対しての涙です。 その方も、これまでに色々な葛藤があったことと推察します。それらを乗り越えられ、一社会人として、笑顔を忘れず、仕事をテキパキとこなす生き様に、敬意を表します。
 また貴世さん、水が砂に染むように、幼稚園での先生の話を吸収し、それが身に付き、人としての慈愛を身に付けています。
店員さん、貴世さんに 幸あれと念じます。
次の新宅さんのお手紙も、併せてお読み下さい。

平成28年9月
人間として生きていく上で最も大切なこと
年長桃組 新宅久子

まだまだ蒸し暑さが残りますが、朝晩は随分過ごしやすくなりました。
悠生の日焼けした顔・手・足を見ると、運動会の練習を頑張っている姿が目に浮かびます。 年少時は帰りのバスでもグッスリ、帰ってからも常にウトウトしていたのが、さすが年長さん、就寝まで寝ることはなく、 運動会の練習の話をする時は目を輝かせています。2年間で、随分と体力・精神力がつき、嬉しく思います。
 ……少し略……
授業参観では、竹口先生の女優顔負けの真剣な授業に、私も引き込まれ、子供がくらいつく、だから子供が伸びる、 安松幼稚園の「子供と真剣に向き合う」ことの大切さを、改めて痛感しました。
……少し略……
 ホールでの理事長先生のお話は、人間として生きていく上で最も大切なことで、深く胸に染み入りました。 「五体満足」という一見当たり前のことが当たり前ではないという、忘れかけていた事を思い出させて頂きました。 自分がとても恥ずかしく、日々感謝の気持ちを忘れず生きていきたいです。
 授業参観では、子供の成長が見られるだけでなく、親として大人として大切な事を認識させて頂ける貴重な機会で、大事な栄養素です。
 心が清められ、より高いモチベーションで子育てに勤しみ、親というフィルターを通して、素晴らしい大人へ成長して欲しいです。  10月の運動会では、一回り大きく成長した悠生が見られるのを楽しみに、毎日送り出していきます。

理事長注:
今回の話のテーマは、「生きる」でした。
☀私が高校に勤務していた時の二つの経験

・片脚のないバレーボール部員……

サーブの練習を黙々とこなし、試合にもピンチサーバーとして、公式試合にも出場しました。

・片腕のないハンドボーラ―……

私が顧問をしていたチームとの試合では、相手チームに所属し、駆けだすタイミングが絶妙で、公式試合で、5、6 点とられました。

☀さらに、長野の冬季パラリンピックの数日前、たまたま志賀高原で、日本のアルペンスキーチームの方と一緒に滑った私の経験


☀今回のリオパラリンピックでの 辻沙絵さん……
高校時代は、全国大会常連校でハンドボールをし、日本体育大学でもハンドボーラ―として活躍のバリバリの体育会系です。リオでは、陸上400m 腕に障害のあるクラスで銅メダルを獲得しました。
などを例に挙げ、色々な人の生き方、またそういう生き方を通じて勇気を頂き、自分の生き方を振り返る等々の話をしました。
今回は、リオオリンピックの年でしたので、パラリンピックにちなんで、障碍を持つ方の生き様をお話しました。
前項の中井さんのお手紙と共に、併せて読んでいただければと思います。

平成28年9月
安松幼稚園では
年長さんが年少さんに優しくするのは当たり前なんだ
年長桃組 新宅久子

●安井先生へ
 先日、参観日のホールでのお話で、「息子が遊具の丸太の階段で、年少さんの手を引いて、降りてくるのを助けていたこと」を、褒めて下さり、ありがとうございました。
(理事長注:この日の参観は、運動場での整列後のラジオ体操の参観→教室での参観→ホールでのお話「テーマは生きる」の順でした)
 実は運動場で体操する前に整列していた息子が、安井先生に声を掛けられていたのを見かけて、主人と「何か注意されているのでは?」と、心配していたので、 ホールで息子の名前を聞いた時は本当に驚き、嬉しいやら恥ずかしいやらで、涙が止まりませんでした。
 息子は、年長さんとして当たり前の事をしただけと思うのですが、そんな些細な事を気付いて褒めて下さった事に、感激しました。
 家に帰ってから、息子にその時の事を尋ねると、
「僕には、年少さんが助けて?!! って言って無いけど分ってん!!」
「僕も年少の頃、年長さんや年中さんに助けてもらってん!!」
と、言っていました。

 年少の頃は、遊具の橋が渡れず泣いていた一人っ子の息子が、知らない間に渡れるようになり、年少さんの心の声まで想像して優しくなれた事に驚き、 「安松幼稚園の年長さんになって来たんだなあ?」と、感動しました。
そしてそれは先生方が、普段から縦のつながりを意識して色々な役割を与えて下さり、相手の気持ちを理解して行動するように指導して下さっているからだと思いました。
 本当にありがとうございました。
これからもご指導宜しくお願い致します。


●松浪先生へ
 いつもお世話になっています。
先日の授業参観、本当に楽しく笑い、涙を流しながら拝見させて頂きました。
いつも思うことですが、松浪先生の演技力は、アカデミー賞が取れるのでは?! と思うほどで、親も子も松浪マジックに引き込まれ、楽し過ぎて時間が短く感じるぐらいです。
 そして子供達も規律ある中で楽しく学習でき、知らぬ間に、色々な事を覚えたりできるようになっているように思います。
 本当にありがとうございます。
もうすぐ年長にとっては、最後の運動会ですね。
晴天に恵まれ、全員が元気に力を出し切れますように……。
 先生方も、お身体 御自愛下さいませ。

理事長注
 この日のホールでの話のテーマは、「生きる」でした。
前項・前々項に掲載の、中井さん新宅さんのお手紙と併せてお読みいただければ、とても嬉しいです。安松幼稚園の年長さんには、 人としての深い所での優しさ・生きる姿勢が身に備わっている事を、とても嬉しく思います。

平成28年9月
夏休みの預かり
フルタイムで働いている人にとって大助かり
年長桃組 新宅久子

先生、皆様
 夏休みの間、本当にありがとうございました。
夏休みの間の預かり保育は皆勤賞で、毎日楽しく幼稚園に通っていました。
ただ遊ぶだけではなく、毎日、色々な作品を作ってくるので、こちらも、今日は何を作ってくるのかを楽しみにしていました。
そして10マスノートでの、文字のおけいこも毎日やってくれるので、フルタイムで働いている私にとっては、本当にありがたかったです。
 このホームクラスがなければ、今の仕事は続けることが出来ないので、本当に助かりました。
この夏は、実家の母に預けることなく、幼稚園のホームクラスで過ごせました。本当にありがとうございました。

理事長注
 お役にたてて、とても嬉しいです。
安松幼稚園には、フルタイムで働かれているお母さんが多くいらっしゃるんですよ!!
まだ世間では、「フルタイムで働く場合は、幼稚園は無理」と思い込んでいる方も多いので、掲載をお願いしました。
来年度からは、通常日の延長保育・夏休みなどの預かり保育を、更に充実させていく予定です。

平成28年9月
安松幼稚園で
グリット力(困難にあってもくじけず やり抜く力)
をつけてもらい 
年長桃組 新宅久子

●安井先生へ
 先日、参観日のホールでのお話で、「息子が遊具の丸太の階段で、年少さんの手を引いて、降りてくるのを助けていたこと」を、褒めて下さり、ありがとうございました。
(理事長注:この日の参観は、運動場での整列後のラジオ体操の参観→教室での参観→ホールでのお話「テーマは生きる」の順でした)
 実は運動場で体操する前に整列していた息子が、安井先生に声を掛けられていたのを見かけて、主人と「何か注意されているのでは?」と、心配していたので、 ホールで息子の名前を聞いた時は本当に驚き、嬉しいやら恥ずかしいやらで、涙が止まりませんでした。
 息子は、年長さんとして当たり前の事をしただけと思うのですが、そんな些細な事を気付いて褒めて下さった事に、感激しました。
 家に帰ってから、息子にその時の事を尋ねると、
「僕には、年少さんが助けて~!! って言って無いけど分ってん!!」
「僕も年少の頃、年長さんや年中さんに助けてもらってん!!」
と、言っていました。

 年少の頃は、遊具の橋が渡れず泣いていた一人っ子の息子が、知らない間に渡れるようになり、年少さんの心の声まで想像して優しくなれた事に驚き、 「安松幼稚園の年長さんになって来たんだなあ?」と、感動しました。
そしてそれは先生方が、普段から縦のつながりを意識して色々な役割を与えて下さり、相手の気持ちを理解して行動するように指導して下さっているからだと思いました。
 本当にありがとうございました。
これからもご指導宜しくお願い致します。


竹口先生へ
●金曜日の授業参観、ありがとうございました。
2学期に入って初めての授業参観という事もあり、楽しみにしていました。
その期待を裏切らないユーモアたっぷりの授業参観で、毎回思うのですが、子供だけではなく、私自身も楽しく参加させてもらっているなぁと改めて感じました。
知り合いのお母さんとも話をしていたのですが、竹口先生の演技力。まさしく安松幼稚園の女優だなぁと思いました。
……少し略……
妥協しない先生の一生懸命さに胸を打たれ、授業参観の間、一瞬たりとも間も空かずにトントンと授業を進める姿に、先生の凄さを身にしみて感じました。
……少し略……
素晴らしい安松の先生方の元で、親としてではありますが、携わる事ができている事、本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。

●運動会の練習は、本当に楽しいみたいです。
年中の頃からやりたかった鼓隊行進での大太鼓。
本人は飛び上がるくらい嬉しかったみたいで、家でも……「トンウン、トンウン、トントントン、ヤー」と、声を出しながら練習しています。
そんな姿を見ていると、本当に安松幼稚園の年長さんになったんだなぁと思い、目頭が熱くなる時があります。
辛い練習を楽しいと思える精神力。これこそが、安松幼稚園で身に付けたものだなぁと、改めて感じさせられます。

●組体操の練習中のこと。
「お友達に、指を踏まれちゃったんだー」と。「大丈夫?」と聞くと、「こんなの平気平気」と、……。
小さな事でもすごく気にする性格だったのですが、安松での運動会の練習を通じて、些細なことには、気にならない太い神経に変わりつつあるようです。 きっと、皆で頑張っているという意識が強く持ててきたのだと思います。

●跳び箱の練習中の話です。
「今日も6段跳べなかった……」と、しょんぼり話してきました。
「一生懸命やっているんでしょ?」と聞くと、「そうだけど……」と、元気のない返事でした。……でも、その30分後には、 ソファーを使ったりベッドを使ったりと、高く跳ぶ練習が始まっていました。
 弱音を吐いて終わりではなく、自分が達成したい目標に近づくにはどうしたらいいのかを考え、それを実践する事で目標に近づく努力をする事にきめたようでした。
 きっと安松幼稚園に入園していなかったら、弱音を吐いて終わっていたと思います。
でも今の理仁には、弱音を吐いたところから這い上がる強さを安松幼稚園で学んでいます。

●グリットについて
先日、主人から、ヤフーニュースの中の記事で「最強の能力『グリット』」を読んでみるように勧められました。
 何気なく読んでみると、このグリットとはやり抜く力であり、その力をつけるには、
☀親以外の大人の指導を受ける事(温かくも厳しい指導が望ましい)と、
☀興味を深め、練習に励み、目的をもち、希望を失わずに取り組む事が出来る場
(ヤフーニュースでは、ピアノや体育会系の習い事を例に挙げていました)
が、やり抜く力が鍛えられるとの事でした。
そして、多少の負荷をかける事で、やり抜く力が身につくといった内容でした。
 読んだ瞬間、これって安松幼稚園の事じゃない!! と思うくらい、共感出来る部分がたくさんありました。
 先生方の温かくも厳しい指導の事や、まさしく大太鼓や跳び箱に当てはまりますが、興味を深め、練習に励み、目的をもち、希望を失わずに取り組む事、まさに今の理仁の状況と同じでした。
 このニュースでは習い事を例に挙げていましたが、理仁が毎日通う幼稚園が、そのやり抜く力が鍛えられる場であると思うと、 心の底から先生方の素晴らしさ偉大さに、感謝の気持ちでいっぱいになります。
 本当にお世話になり、ありがとうございます。
子の運動会の練習で、理仁のやり抜く力が鍛えられる事を楽しみにしています。
そしてたくさんの経験を積んで大きく成長した理仁が見られる事、家族全員で楽しみにしています。よろしくお願いします!!

理事長注
 興味深く拝見しました。
グリットについて説明を加えながら、私自身の考え・感想を述べて見ます。
 成功に必要なのは、 努力か? 才能か? と長年にわたり議論されてきた問いに対し、グリットこそ成功の因子であるという考え方が、提唱されています。 グリットとは、直訳すると、「(困難にあってもくじけない)勇気、気概、闘志」です。
グリットとは

やり抜く力

何かの目的を達成するため目的意識をしっかりともち、継続的に粘り強く努力することにとって、物事を最後までやり遂げる力

物事に対する情熱(そういうやり抜く力を育成するためには、先生自身の物事に対する情熱が必要である)

そしてその情熱が子供に伝わり、生徒の意欲・やる気を高めることにつながる。

 

等々が言われています。
新たな新説を提唱された心理学者Angela Lee Duckworth 女史は、

どうしたら子供達にグリットを持たせることができるのか?

自発的に熱心に物事に取り組む子を育てるには、どうしたらいいのか?

どうすれば、子供達のモチベーションを長期的に持続させることができるのか?

の質問に対して、「正直なところ、その答えは私にもわかりません(笑)」と答えた後で、
失敗を恐れずに積極的に挑戦し、たくさん失敗して、失敗から学んだ事を次に生かして、何度でもやり直していく。 私たち大人がその見本を示せば、子供達は、よりグリットを持った人間に育っていくでしょう」と、論じていますが、 角野さんがお手紙に記された様に、正に安松幼稚園の実践そのものです。

私はこれに、次の数点を追加したく思います。

成果が、子供の目に触れるような形で、取り組みを展開していく。

持久走において1周走ったら手首にゴム紐をつけていく。

 

自分で作った地図に、走った跡を記していく

縄跳びでは、色々な跳び方に応じて、達成するごとに

 

異なる色のリボンをつけていく など

安易なところで妥協せずに、より高みを目指して負荷をかけていく。

が、一方、少しでも良くなった点を見つけて、ものすごく褒める。

失敗しても構わない。とにかく挑戦することを励まし,褒め、やる気にさせていく。そのためには、先生自身が課題に対して真剣になり、本気で子ども達に接していく。
つまり子供と一緒に悩み、泣き、笑うという先生の人としての温かさ、
厳しさが必要となる。

ここというときの力の出しっ切りの経験、それに伴う達成感・喜びの獲得


これらが、更なる次の目的に対して、やり抜く力を育て、物事はほどほどにするより、真剣に取り組んだ方が実は楽しいんだというやる気、グリット力を高めていくと考えます。
 
 安松ファミリーの集いに戻ってきた卒園生(小学6年生や中学生)とそのお母さんは、「安松の卒園生には、周りに流されることがとても少なく、やる気が旺盛な子が多い」
「クラブ活動でも、苦しみをいとわない」
また泉佐野に開講している二つの塾の先生から「ぶれないな、と感じた子の出身を調べると、安松幼稚園であることがほとんどである。どういう教育をされていますか?」と、勉強に来られました。

 今回は、角野さんのお手紙に啓発されてグリットについて少し記しましたが、後日詳しく記したいと思っています。

平成28年9月
泉佐野ですごく厳しい幼稚園があると聞いたのだけど
年長桃組 吉里三保子

竹口先生 井上先生
 いつも心来が大変お世話になり、ありがとうございます。
先日は見応えのある楽しい授業参観を、ありがとうございました。
年長さんになり、授業内容のレベルの高さに対する驚きにも慣れてくるものかと思いましたが、毎回その想像をはるかに超えるもので、 感動と感謝の言葉しか見つかりません。しかもクラス全員の生徒が、その内容を理解し楽しんでいる。子供達はもちろん、私たち大人も、 先生の楽しい授業に引き込まれていました。
……少し略……
 先日知人から、「泉佐野ですごく厳しい幼稚園があると聞いたんだけど、心来ちゃんの幼稚園のことかな?」と、聞かれました。
今までに何度かこのような質問をされたことがあるのですが、

当たり前のことを当たり前に指導してくれる

悪いことをしたら本気で叱ってくれる

幼稚園児だから、できるのはここまでと子供扱いするのではなく、一人の人間
として接してくれ、びっくりするような才能と無限の力を引き出してくれる

厳しいなんて一度も感じた事なく、逆に、こんなに感動を与えてもらえる幼稚園を選ば ないなんてもったいないなぁという気持ちで、いっぱいになりました。
 次は運動会。念願のチアになり、また竹口先生のチームということで嬉しくて仕方が ない様子で、お家でも自主練頑張っています。
最後の運動会、とても楽しみにしています。
ご指導のほど、宜しくお願い致します。

理事長注
 世間では、安松幼稚園の事を厳しいという噂があるようです。(笑)
前項の角野さんの項に、

辛い練習を楽しいと思える精神力。これこそが、安松幼稚園で身に付けたものだ

安松での運動会の練習を通じて、些細なことには、気にならない太い神経に変わりつつある

弱音を吐いたところから這い上がる強さを安松幼稚園で学んでいます

とありました。
また吉里さんのお手紙にも、運動会の練習 楽しくて仕方がない様子 そして家でも自主練に励んでいるとのこと。
 これらは前項で記したグリット力がついてきているということに、ほかなりません。
困難にあってもくじけない勇気・気概・闘志など、情熱をもってやり抜く力が、ついてきているということです。
 こういう力をつけようと思うと、先生が情熱をもって負荷を与えねばなりません。すると子供が先生の気持ちを受け取り、 普通ではしんどいことを楽しみながら意欲を持って取り組んでいくようになる。これが安松幼稚園の本質そのものなのです。
そういう先生と子供の心の交流を外部からでは見えませんから、「安松幼稚園は厳しい」という噂になるのでしょう。
 将来の事を思い、情緒を育て、グリット(やり抜く力)力をつけたいと思うなら、是非安松幼稚園にどうぞ ということです。

平成28年9月
先生たちに 愛して頂き 抱きしめて頂き 
叱って頂き 本当にありがとうございます
年少うさぎ組 内藤安理美

安松幼稚園の先生方
拝啓
 実りの秋となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
いつもお世話になっております。
 毎日の運動会の練習で、子供達も疲れていますが、それ以上に先生たちは大変ではないかと思います。
最近では運動会の練習で、「今日はかけっこしたよ!」「ミッキー踊った!」などと、お話もしてくれるようになった息子に日々成長を感じます。
(理事長注:お話が出てきたということは、練習が楽しくなってきたということでしょう。多くのお母さんから、「運動会を乗り切ると、心も身体も強くなります」という話を よくお聞きします。 色々な社会の変化の中で、子供達は家の中やゲーム中心の遊びになっています。そういう育ちの経緯の中、安松幼稚園での運動会の練習では、そこそこの負荷をかけられ、 身体を目いっぱい動かす初めての経験だと思います。家に帰って夕食を食べてバターンキュウの3歳児もいることでしょう。(笑)
体を使っての運動、そしてその後の睡眠は、3歳児の心身の成長に最も必要なものです。
子供の発達段階・実態以上の負荷はかけていませんので、安心して見守ってやってほしいと思います。

 幼稚園に入園する前は、海外と日本を行ったり来たりしており、他のお友達と遊んだり関わる事に対して不安を感じていました。
しかし入園して半年、日々の先生方のご指導もあり、そのような不安もなくなりました。
お友達も出来、本当に楽しそうにしている様子を観て、安松幼稚園に入園することができ、良かったと感じています。
 またちょっとした事でも先生にご相談すると、すぐ伝達され、他の先生方も知っていてお声をかけて頂ける。 基本的な報告・連絡・相談が、園の中でしっかりされているのだと感じました。

 先生たちに愛して頂き、抱きしめて頂き、叱って頂き、本当にありがとうございます。
息子の日々の成長を楽しみにしています。これからもご迷惑をお掛け致しますが、何卒 宜しくお願い致します。

敬具



平成28年9月
給食完食 色々な事へのやる気を育てて頂いて
年少りす組 中藤由美子

新居先生
 いつもお世話になり、ありがとうございます。
今日は、嬉しい写真をありがとうございました。
 2学期の初めての給食の日、慧から「給食、全部食べたよ」と
言われたのですが、『先生が分けてくれた分を食べただけ?』と、思っていました。
後日先生に、「完食ですよ! お母さん」と聞いて、驚きましたし、あの時もっと褒めてあげたらよかったと思いました。
 写真を見ながら、先生のメッセージを慧と二人で読みました。
話していると、慧の中では完食は当たり前の事の様で(まだ3回だけですが…)、「苦手な物も、頑張って食べる」と、言っています。
 入園前は給食が一番の心配で、先生達にも相談させて頂きましたが、慧のやる気を育てて下さって、ありがとうございます。
 家では、給食のように食べてるわけではないので、幼稚園では、慧なりに頑張っていることがよく分りました。
2学期の初日、「今日は給食? お弁当?」と聞いて、「給食だとイヤ…」と言っていたので、完食には驚きました。
 運動会も楽しみにしています。
ありがとうございました。