理事長エッセイ
先生の熱意と指導力が安松幼稚園の誇り
- ホーム
- 理事長エッセイ
二科展:3年連続団体賞受賞
―― 今年は最高位の二科ジュニア賞 ――
運動会も終わり、いよいよ秋本番というところです。
今日は嬉しいお知らせです。
10月29日(土)の産経新聞で報じられたように、今年の二科展(こども二科展)では、団体賞として、「二科ジュニア賞」を受賞しました。
一昨年の「関西テレビ賞」
昨年の「夕刊フジ賞」
に引き続き、
3年連続の団体賞受賞となりました。
とくに今回の「二科ジュニア賞」は、団体賞の中では最上位の賞であり、幼稚園・小学校・中学校・絵画教室の4部門を通じて、第一位に位置するものです。
今回の個人入選は27名でしたが、団体賞は、個人入選者の数の多い団体から順に与えられるのではなく、その団体から出品された全作品を評価したうえで決定されます。個人入選の27名を含め、今回の二科展に出品した全園児300名の全作品を対象とした評価です。
(二科展に入賞する事を目的として、日常の絵画指導を行っているわけではありませんが)ともに素直に喜びたいと思います。
注;
二科展(子供二科展)には、幼稚園・小学校・中学校・絵画教室の4部門からの応募があります。が、審査においては、それらの部門別の 区別はなく、同じ土俵で審査されます。
この機会に、当園の絵画・造形教育について、少し考えを述べたく思います。
当園が幼児教育おいて大切にしている項目の一つに、「どんな場面においても相手の話を落ち着いて聞くとともに、自分の意見や感じたことをしっかりと堂々と発表・表現出来る子どもに育ってほしい。」という願いがあります。
その願いは、
── 幼児それぞれの感性で物事を受け止め、
それらを如何に表現するか ──
とも言い換えられます。
そういう観点に立つとき、絵画・造形は、自分の思いや感じた事を形に表す作業ですから、独立した一つの分野ではなく、「自己を表現する」という意味においては、下記の音楽や国語や運動などの分野と、根っこにおいてつながっているのです。
すなわち
・
音楽にあわせて体を動かすリトミック
・
唱歌童謡を含め色々な歌を情感豊かに歌うこと
・
色々な詩を気持ちをこめて朗誦すること
・
運動場で、弾んだり走ったり思いっきり体を動かす運動
・
俳句による気持ちの表現
等々は、
自分を表現するというという点で、絵画造形と根底においては、共通するところがあります。
断片的な知識を与えるより、根本的に大切なことと思います。
最後に、3歳児の絵画指導について少し述べます。
当園は、3歳児でも水彩画に取り組んでいます。
毎年1学期の終わり頃に各自が色々な作品に挑戦しますが、今年は、「金魚」「せみ」「プール前のシャワー」「亀」「ペンギン」「ワインボトル」等に挑みました。
3歳児の水彩画においても、画用紙いっぱいに自分の思いをぶつけてほしいので、
入園10日めぐらいから〇〇 ←〇〇の説明には、多くの行数が必要となりますので省略しました
その次は〇〇
その後は〇〇 等の
遊びの形式をとりながら
クレパスを持ってのきめ細かい当園独自の指導カリキュラムに入ります。
そして1学期末には、次のような水彩画が仕上がります。
それでは、3歳児の作品 並びに 二科展の入選作品 等をお楽しみ下さい。