理事長エッセイ

先生の熱意と指導力が安松幼稚園の誇り

平成26年1月1日
理事長 安井俊明
新 年 に 想 う
 ―― 日本人としての誇りと自信を取り戻そう ――

③日本人としての誇りと自信を取り戻そう・その為には国語・古典が大切
 上記①で述べたような日本の生活共同体の中で養われた倫理観や、②で述べたように、悲惨な中でもそれを静かに受け止める優しく雄々しい心を持っている日本人。
私は、日本人であることを誇りに思っています。
 戦後の日本は、上記①,② に記した日本の誇り高い国柄・文化・歴史を見詰めることなく、日本を全否定する方向に走り、思考も観念的になりました。
哲学者・田中美知太郎が著書“今日の政治的関心”の中に、「いわゆる平和憲法だけで平和が保障されるなら、ついでに台風の襲来も、憲法で禁止しておいた方がよかったかもしれない」と記していますが、これこそ日本の戦後から現在に至るまでを表しています。
 経済対策・エネルギー対策と同等以上に、日本の国柄を次の世代に伝え、日本人としての誇りと自信を取り戻すことが、現在、なにものにも増して重要と思われます。

 その為には、日本の文化・歴史を知ること。
そしてこれをつきつめていくと、国語・古典を大切にすることに行きつきます。
なぜなら 一国の文化は その国の国語に帰着する からです。
理事長エッセイ H25.7.31 伝えるべきは 誇り高い日本の文化
理事長エッセイ H21.7 古典の味わい・捉え方 も併せてお読み頂ければと願っています。