理事長エッセイ

先生の熱意と指導力が安松幼稚園の誇り

平成26年10月10日
理事長 安井俊明
ある教育実習生の所感

 毎年、安松幼稚園は、年間20人を超える多くの教育実習生を受け入れています。
この項では、安松幼稚園の姿を皆さんにお解り頂く一助として、一人の実習生の所感をそのままここに転記することにしました。
この所感は、一人の特別なものではなくて、大多数の実習生の感想であることも申し添えます。


 2週間実習させて頂き、ありがとうございました。
今回の実習は、今までの実習の中で、一番中身の濃い実習となりました。今までの実習では教えてもらったことのない事柄まで指導して頂きました。
職員会議にも出させて頂き、自分たちのためになる話をたくさんしていただきました。
私たち実習生にも、叱るときはしかる、褒めるときは褒める という指導をしていただいたので、もっと頑張ろうと思いながら実習をすることができました。
 一番感謝していることは、毎日反省会をして頂けたことです。
その日のうちに話してもらうことによって、自分で振り返って反省点や疑問を見付けることができ、それを先生に聞いてもらうことでアドバイスを頂け、次の日はどうすればよいかを自分で考える事ができました。 松浪先生は、いつも私の疑問を解決して下さいました。駄目だったところはきちんと話してくれ、良かったところは褒めてくれたので、今の自分はどこが良くてどこが悪かったか分かりました。


● そして今回の実習は、他の園と違う発見をたくさんすることができました。
①一つ目は、子供同士、喧嘩があまりないということです。

子供同士、自分が悪いと思ったらすぐに「ごめんね」が言えていて、それが当たり前の事なのだが、そういうことが出来ていない子が一人もおらず、びっくりしました。
それは先生方の心の指導がきちんとできていたからだと思うので、先生方の指導力は本当にスゴイと思いました。

②二つ目は、子供の集中力が、なかなか切れないということです。

3歳児だったら集中がすぐ切れるイメージがあったのですが、安松幼稚園の子供達は、なかなか集中が切れない上に、先生の目を見て、しっかり話を聞けているところにびっくりしました。

③三つ目は、何事も楽しみながら学んでいる子供達の姿です。

漢字や俳句に触れるときも、歌を歌うときも、子供達は楽しそうにしていました。
歌を歌うときは、ピアノが流れると子供の表情が変わり、スイッチが入ります。
全身を使って、とても楽しそうな表情で口を縦に開けて歌う3歳児の姿は、初めて見ました。
そういう子供達の姿を見ていたら、私自身も何事も楽しんでしていかないと駄目だなと、反対に教えられました。


● こういう子供に育っていくのは、やっぱり先生の熱意と指導力が素晴らしいからだと思います。

会議に出させて頂いた時に、先生方がしていた子供についての連絡を聞いていると、先生全員で子供一人一人に目を向けているのが伝わり、保護者の方も安心して預けられるだろうなと思いました。


 今回の実習は学ぶ事がたくさんあり、自分のためになった実習だったなと思います。

運動会の練習で忙しい中、私がたくさんのことを学べるようにいろんな経験をさせてくれて、指導して頂きありがとうございました。
会議では、私たちのためになる、教育の根本からの話をたくさんして頂いた安井先生にも感謝しています。
安松幼稚園に実習に来られてよかったです。
ありがとうございました。


 安松幼稚園の関係者と異なる、まだまだ学ぶ途上にある一学生の安松幼稚園に関しての感想です。
何かの参考にと思い、今回の理事長エッセイは、一人の実習生の所感から 全て引用しました。