理事長エッセイ
先生の熱意と指導力が安松幼稚園の誇り
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プロの目から見ても衝撃の泉の森コンサート
今年で創立66年となる安松幼稚園は、「日本の文化を次の世代に伝えていくことが、幼稚園の大きな責務の一つである」と、考えています。
音楽の分野については、唱歌童謡を通じて、時代を超えて残すべき日本の文化を、子供達に伝えたいという思いをもっています。
その趣旨の基、お楽しみ音楽会を園内で開催して今年で37回、泉の森ホールでの新春コンサートは、この3年間中断していましたが、今回で9回目になります。
今回1月17日のコンサートには、東京はじめ色々な地域から、たくさんの方にお越しいただきました。そしてその後、多くの方からお手紙をいただきました。その中から梅組の古谷優子さんのお便りを紹介します。古谷さんは、由紀さおり・安田祥子姉妹と多く共演している二人の男性ヴォーカルユニットの“はもりべ”の専属ピアニストをなさっています。
私の友人お二人の感想です
年長梅組 古谷優子
梅組川口先生 安井先生 奥本先生
お便りが遅くなりましたが、泉の森コンサート 大成功!!
本当にありがとうございました!!
……少し略……
今回は土曜日のコンサートでしたので、私の友人で、貝塚市の公立幼稚園の園長をしている方と、仕事でお世話になっている岸和田市の教頭先生をしている方(諸石先生の大学の音楽の後輩でもあります)に、コンサートに来てもらう事ができました。
お二人(理事長注:音楽と教育のプロ)の感想を書かせて頂きます。
- ☀
- とにかく衝撃を受けました
- ☀
- 幼稚園の熱意がすごかったです
- ☀
- 言葉(歌詞)が、とてもよく聞こえた
子供達が、きちんと歌詞や意味を理解しているからこそだと思った - ☀
- とってつけたものではなく、何年も積み重ねられたものであることが、
身振り手振りの様子でわかった - ☀
- 子供達の動作(表現)が、音楽的な意味を理解してやっている所がすごい
と思った - ☀
- 数人ならともかく、これらの事を、100人徹底してできている事がすごい!
- ☀
- そして歌っている選んだ曲がすごい!
……私の記憶の範囲ですが、お二人から頂いた感想です。
さすが安松やなぁ~ともらしていました(笑)
子供達をここまでにさせる先生方、そして先生方自身の勉強熱心さに感動されていました。
DVDでは伝わらない生の迫力、今回たくさんの方に、泉の森ホールで聴いて頂くことが出来て、本当に嬉しかったです!!
先生方のご負担はハンパないですが……またこのようなコンサートが開催されますよう楽しみにしています。
P.S.
あまり他の園は見た事がないですが
安松幼稚園の先生方の指揮、ピアノのレベルは、幼稚園の先生のレベルと思えず、合唱団のようで感動します。
お辞儀も丁寧にされていて、気持ちがこもって素敵でした。
4年ぶりの、泉の森ホールでのコンサートに関する古谷さんの感想でした。
さて、ここ5,6年、安松幼稚園の歌唱指導も大いに変化してきました。
「表情のない音楽は、音楽ではない」との想いの下、ここ5,6年以上、歌唱指導において、表情・表現を多く取り入れています。
豊かな表情・表現により、脱力でき、伸びる声・優しい綺麗な声になります。
みんなが同じ表現(動作)をすることにより、声がそろって一つになり響きが良くなります。
園児達からそういう表情・表現を引き出すために、先生方の勉強も半端ではありません。
日常の唱歌指導において、また妥協を許さない元大阪教育大学附属天王寺校舎・音楽科の諸石先生との勉強会において、時には涙を流しながら、極論すれば、胃に穴があくのではないかと思える程まで、先生方は自己に負荷をかけ、それらを乗り越えています。
理事長として、それらの先生の姿勢は、ありがたいを通り越して、人生の同じ道を歩む同志として、敬意を払って見守っています。
上記の、教育と音楽の専門のお二人の方からのご高評の中に、
- ☀
- とってつけたものではなく、何年も積み重ねられたものであることが、
身振り手振りの様子でわかった - ☀
- 子供達の動作(表現)が、音楽的な意味を理解してやっている所がすごいと思った
とあり、最後に「子供達をここまでにさせる先生方、そして先生方自身の勉強熱心さに感動されていました。」の感想を頂いて、本当に救われた想いです。
「先生方は大変だったでしょう」との一言ではかたづけられない、産みの苦しみが長期間にわたってあったのです。
以上のことを理解して下さる多くの方に、感謝申し上げます。
最後になりますが、
冬休みの先生方の勉強会の写真
コンサート当日の動画を、是非ご覧下さい。